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2016年1月7日

「性と生を考える会」中田代表に聞きました(1)

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当事者にとって、しんどいのは社会の中で『なきもの』にされていること

「教職員のためのセクシュアル・マイノリティサポートブック」を発行している、「性と生を考える会」(奈良)代表の中田ひとみさんにお話を伺いました。
中田さんは奈良で看護師として働きながら、セクシュアルマイノリティが生きづらい世の中は人権侵害にあたるとして、性についての人権を考えていく「性と生を考える会」を仲間と2000年に発足。定例会や通信の発行、学習会・講座等の開催や、要望書・意見書の提出、研修会・講演会への講師派遣などの活動を続けておられます。

セクシュアルマイノリティの当事者にとってしんどいのは「社会の中で『なきもの』にされていること」だと中田さんは訴えます。
「見た目が男か女のどちらかで、異性愛者であることが前提の社会の中で、性的マイノリティはいないことになっています」

 

様々な統計によると、学校の中で少なくとも1クラスに1人は当事者がいる可能性があるといわれています。ところが、学校では性的マイノリテイの存在や性の多様性について知る機会がほとんどありません。結果、マイノリティ当事者が生きづらさを感じたり、周囲が無意識の内に心ない言葉で傷つけてしまったり…。教員自身もセクシュアルマイノリティに関する情報や知識が少ないといった現状を変えていくためには「まずは幼少期からの教育現場を変えていくことが必要」であると「教職員のためのセクシュアル・マイノリティサポートブック」の発行に至ったのです。

 

「近年はLGBTという言葉の広がりとともに情報も増えましたが、話題の中心は東京や大阪で奈良のような地方都市では事情が異なります。でも、奈良で暮らし、働いている当事者はたくさんいるのです。性的な違いに関わらず、誰もが安心して暮らせる社会に。そのために、性別・性自認・性的指向・性別表現にかかわらず誰もが、自己決定をするための情報を確保でき、その決定が尊重され、差別・強制・暴力を受けることなく、尊厳をもって自分らしく生きられる、そんな社会をめざしています」

 

「性と生を考える会」

 

 

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