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特集「美魔女」

2016年1月29日

特集「美魔女2」⑪ ローズ・バーン 
ホワイト・ライズ(2004年 恋愛映画)

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監督 ポール・マクギガン

出演 ローズ・バーン/ジョシュ・ハーネット/ダイアン・クルーガー

 

シネマ365日 No.1645

一目惚れ・すれちがい 

「ダメージ」でブレイクする前のローズ・バーンです。オーストラリア最古の名門・シドニー大学を卒業後、主にテレビに出演していましたが、28歳のときアメリカで放送を開始したテレビドラマ「ダメージ」で、大女優グレン・クローズを向こうにまわす大役に抜擢。カリスマ弁護士・パティを翻弄する、復讐と野望に燃える新進弁護士を、出ずっぱり5シーズン・5年間にわたり熱演しました。出演中から早くも彼女の株は急上昇、2009年には「世界でいちばん美しい顔」のトップに選ばれるなど、向かうところ可ならざるはなし。いやいや顔だけじゃない「ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン」「ネイバーズ」では立て続けに主役、しかも映画は大ヒットし、仕事に集中したいからボーイフレンドと別れた、という話まで伝わってきました▼本作で彼女は25歳。ブレイク前だったからあどけないかというと、いいえ全然。近未来の得意の不幸顔を充分予測させているところがおもしろい。この映画にはダイアン・クルーガーというピカイチのクール・ビューティが共演していますが、ローズちゃん、どっこい負けていませんよ。彼女の顔をよくみたらほんとにきつい、負けず嫌いの顔をしていますね。この映画ばかりは、粗筋を書こうとするとメマイがするほどややこしい。時間軸でいうならば2年前の過去と、現在進行形の出来事がシャッフルされ、シーンがひんぱんにいれかわるのです。思い切り簡単にいうと「一目惚れ」と「すれちがい」の映画なのです。本来単純なストーリーをひとりでかきまわし、悪夢のように混乱させるヒロインが、ローズちゃんなのであります▼そもそもの発端は冬のシカゴの公園で、マシュー(ジョシュ・ハーネット)という青年に、女優の卵のアレックス(ローズ・バーン)が一目惚れしたことに始まります。アレックスの向かいのアパートにダンサーのリサ(ダイアン・クルーガー)が住んでいた。男とケンカしたリサは窓から飛び出し、壁のヘリ伝いにアレックスの窓にやってきて助けを求める。リサを中にいれてやったアレックスは求めに応じてリサを撮影したが、うまく再現しないのでビデオ店に持っていく。そこの店員が一目惚れしたマシューなのだ。アレックスは胸が高鳴るが、マシューは映しだされたリサに惚れ惚れみとれ話もできない。マシューはストーカーとなってリサをつけまわし、靴ショップの店員のフリまでしてデートにこぎつけ、一夜をともにするとあとはラブラブ一直線。ある日マシューはリサに「ニューヨークに行く話があるがぼくは君といっしょにこの町にいたい」と告白。リサは「その話はあすこの場所で。わたしを信じて」と言ってさり、それきり姿を消し約束の場所にはこなかった▼傷心のマシューはニューヨークでエリートビジネスマンとして成功するが、どうしてもリサのことが忘れられずシカゴに戻ってくる。彼は婚約し婚約者の兄の会社で働いている。その日は中国へ出張する日であり、ビジネスの成約と結婚の前祝いを兼ねた祝宴が、関係者とともにレストランで開かれた。その店でマシューはリサをみかける。中国の取引先には食中毒になったとごまかし、リサが電話ボックスに残していったホテルのカードキーで部屋にたどりつき、あたりをみまわしているうち眠くなった。というのも婚約者が酔い止めにとくれた睡眠薬をレストランで飲んでいたのである。気が付くとだれか帰ってきた。黒髪の女性である。いきなり現れた侵入男に驚いた彼女は抵抗し、おさえようとしたマシューの手を噛む。この黒髪女がアレックスだが、彼女が自分をリサと名乗るのだ。アレックスは2年前からマシューを知っていますから、彼が偶然みつけた本物のリサをおいかけて、ホテルにやってきたことを知っているのに、だましちゃうのですね。もっというと、2年前リサがマシューの前に現れなかったのも「遅れるからあとで電話する」というリサの伝言メモをにぎりつぶしたのがアレックス。用にかこつけてマシューの部屋に先回りしたアレックスは、留守電に入っているリサのメッセージを全部消してしまう。マシューにしたらリサは忽然と姿を消したわけだが、全部アレックスが仕組んだこと▼それにしてもこの映画にはおかしなところがいくつも出てくる。いきなりいなくなったとはいえ、リサのバレエ・カンパニーに問い合わせたら公演の行き先くらいわかるでしょうし、どっちもが丸2年間も連絡を試みないほうがおかしい。マシューがけっこういい加減な男で、アレックスが好意的であるとわかるとちゃっかり寝てしまうし、婚約者や会社には中国から電話していると嘘はつくし、どことなくイヤな男にみえてくるのよ。2年前に別れた女を一目見かけたからって、大事な商談がかかった出張を放りだしたばかりか、最後に婚約者に「君を愛していない」といったのには感心した。なにもかも細工がばれたアレックスの別れの言葉「でもわたし、謝らないわよ」は、さすがというべきか、サイコというべきか(笑)

 

 

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