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シネマ365日

2017年3月27日

特集「偏愛力1」⑰ 
ゴーストバスターズ☆(2016年 コメディ映画)

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監督 ポール・フェイグ

出演 メリッサ・マッカーシー/クリステン・ウィグ/ケイト・マッキノン/レスリー・ジョーンズ/アンディ・ガルシア

シネマ365日 No.2067

不滅なれ、ゴーストバスターズ

偏愛力

ニューヨークの幽霊退治チームが全員女性で帰ってきた。ストーリーは男性チームのそれをほぼ忠実になぞっていますが、ポール・フェイグ監督は女優たちを思い切り弾けさせ、やっぱり女はワイルドですな、とニンマリしているみたい。彼と主演の一人、メリッサ・マッカーシーは「デンジャラス・バディ」「ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン」「SPY/スパイ」に続く4作目。ケイト・マッキノンやレスリー・ジョーンズら、アメリカでいま元気なコメディエンヌたちの生きのよさでエンタメ度急上昇。ごちゃごちゃいわず、落ち込んだとき用のオススメ映画です。冒頭コロンビア大学の物理学教授エリン(クリステン・ウィグ)が、終身雇用教授の試験に受かるには、プリンストンよりもっといい大学の推薦がいる、と上司に言われ(一体どこの大学なら)とふてくされる▼笑いますね、あとはハーバートかスタンフォードか。それに、と上司は一冊の本を見せ「こんなものを書いているのもマイナスだ」。エリンが親友のアビーと出した「幽霊本」だ。おふざけで書いたものだから市場には出すなとあれほど言ったのに、アビーのやつ。エリンの推薦は微妙になり、今はヒギンズ大学で、幽霊研究に邁進するアビー(メリッサ・マッカーシー)を訪ね、抗議を申し込む、つもりが幽霊の調査依頼が舞い込み、アビーの相棒素粒子物理学者ジリアン(ケイト・マッキノン)のやる気満々に釣り込まれ、現場を訪れ幽霊に遭遇した。その映像をネットで公開したら世間を騒がせたと言う理由で3人ともクビ。3人は中華料理店の2階をオフィスにし、ケヴィン青年(クリス・ヘムズワース)を受付に雇う。最初の依頼者は地下鉄の駅員パティ(レスリー・ジョーンズ)だった。彼女は地下鉄構内でゴーストに追いかけられたと駆け込んできたのだ。4人は現場で幽霊をビデオに収めるが、世間はインチキ扱い。証明するには幽霊を捕獲するしかないとファイトをかきたてた▼素粒子がどうとか量子力学がこうとか、放射線ビームでどうしろとか、いろいろ対策を講じた4人はジリアンの開発した捕獲装置プロトンビームをバックパック型に改良し、完全装備でロック会場に待機、ステージ上でゴースト捕獲に成功した。ところが、あちこちで出没する幽霊はレイライン、つまり地球上を走る未知のエネルギーラインだった。世界中の聖地や超常現象を直線で結ぶと、交点がパワースポットになる、幽霊の出没によって超自然エネルギーが渦巻きを作り、「こっちの世界はあっちの世界に破壊される」ことを示していた。世界転覆を狙う奴は誰だ。「私たちでニューヨークを救おう」。ゴーストバスターズは結束するが、時のニューヨーク市長(アンディ・ガルシア)は、まったをかけた。ところが天変地異の変動によって世界を浄化すると意図するイカれた男ローワンは、巨大なゴーストにニューヨークを破壊させようとする、いざ、対決のときはきた▼32年前のオリジナル「ゴーストバスターズ」の主役たちがカメオ出演します。ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、アーニー・ハドソン、そしてジリアンが「恩師ゴーリン博士」と紹介したのはシガニー・ウィヴァー。おお、懐かしい面々。幽霊退治が終わってジリアンのいうセリフがいいです。「物理学は物体の動きを研究したり、宇宙の謎を解明するけど、人生の目的は明らかにしてくれない。私にとっての目的は愛です。愛というものをみんなに教えられた。アビーは初めての友だちです。今はみんな家族だよ。サンキュー」。前作といちばん違っているのはここ、フェイグ監督はこの映画をシスターフッドに、女たちの友情に着地させたのです。ゴーストバスターズよ、永遠なれ。

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