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特集「最高のビッチ」

2017年4月13日

特集「最高のビッチ2」① 
マレフィセント(上)(2014年 ファンタジー映画)

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監督 ロバート・ストロンバーグ

出演 アンジェリーナ・ジョリー/エル・ファニング

シネマ365日 No.2084

わたしのゴッドマザー

最高のビッチ

なんでこう名だたる女優たちは我も、我もとディズニー映画に出たがるのか。「シンデレラ」のケイト・ブランシェット、「スノー・ホワイト」のシャーリーズ・セロン、「赤ずきん」のアマンダ・セイフライド、レア・セドゥで実写化されたばかりの「美女と野獣」は、エマ・ワトスンでまた撮るのだって。ハリポタのあの女の子ね。たかがおとぎ話に草木がなびくのはなぜ。ひとつは観客動員と大ヒットが見込めるからよ。興収がいいのは俳優のステイタスだし。本作なんか全世界758億円、北米226億円、日本だけで65億円をあげた。立派だわ。たかがおとぎ話なんて、口が腐っても言えません。なぜ観客が来るのか。面白いからよ。子供の頃から誰でも知っている筋書きを、最先端のメカと撮影技術で息もつかせない大胆な映像に仕上げる▼実力とネームバリューのある女優の抜擢も実写版には必須条件です。「シンデレラ」で、ドカーンとタイトルより先に名前が出たのは、主役のリリー・ジェームズではなくケイト・ブランシェットさま。シンデレラのおっ母さんの映画かよ。それとまあ、ディズニーの資本の潤沢なこと。豪勢な特撮に衣装にセット、お金のそそぎ込み方がケタ違い。アンジーがツノを生やし、大きな翼を持つ最強の魔女、マレフィセントです。本作はよほど「ゲイ映画」のジャンルに入れようかと迷いました。マレフィセントとオーロラ(エル・ファニング)のシスターフッドがとても色濃い。マレフィセントは男の甘い言葉に騙され、眠り込んだ隙に自慢の翼を盗まれてしまう。世界観が一変した彼女は男が結婚し、誕生した王女に16歳から永遠に眠り続けるという呪いをかける。生まれたばかりのオーロラの顔を、密かに見に来たマレフィセントは「まあ醜い子」でも赤ん坊は天使のような笑顔を向ける。ふん。せせら笑って顔を背けたものの、ひとつも自分をこわがらないオーロラが可愛くなる▼乳母たちの子育てがなっていない。気が気でないマレフィセントは、従卒のディアヴァルに偵察を怠らせない。ディアヴァルはカラスだ。人間にいじめられていたカラスを助け、羽のないマレフィセントは自分の「翼」としたのである。マレフィセントが、口では「不細工な子、大嫌いよ」といいながらオーロラを愛していることを、ディアヴァルは知っている。マレフィセントは妖精の国の君主だ。大きな樹の上に住む。ある夜オーロラがマレフィセントに出会った。「あなたを知っているわ。わたしのゴッドマザーね。いつも誰かが守っていてくれる気配がしていた。影が一緒にいるように。あなただったのね」妖精たちと嬉しそうに遊ぶオーロラを呼んで、マレフィセントはいう。「この世には悪の存在があるの。わたしはあなたを守りきれない」「もうすぐ16歳よ。自分の身は自分で守るわ。大人になったらあなたと一緒に暮らすの。助け合いながら幸福になるわ」16歳になったらこの子に未来はない。「大人にならなくても、今からでも一緒に暮らせるわ」。オーロラは喜び、明日からここへ来るといって帰っていった。でも乳母がオーロラは実は城の城主の娘であり、うまれたときに魔女が呪いをかけた、魔女とはマレフィセントだと口を滑らした。真偽を質すとマレフィセントは事実だと認め、オーロラは「あなたがこの世の悪なのね」泣きながら父の城に行く。呪いを解く方法はたった一つ、真実の愛を込めたキス。マレフィセントはにべもなく吐きすてる。「そんなもの、この世にありはしない」

 

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