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特集「最高のビッチ」

2017年4月14日

特集「最高のビッチ2」② 
マレフィセント(下)(2014年 ファンタジー映画)

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監督 ロバート・ストロンバーグ

出演 アンジェリーナ・ジョリー/エル・ファニング

シネマ365日 No.2085

天翔ける翼よ

最高のビッチ

「眠りの森の美女」が原作です、当然オーロラを助ける青年が現れます。これがしかし…いやいや彼ばかりではなく、本作の男性たち、どうも影が薄いのです。マレフィセントの翼を盗み、その功で娘婿となった国王は、魔女の復讐に恐れおののいている。嫁さんが怖いくせに浮気してしまったダンナみたい。とうとう神経症になり、夫との暗い生活に衰弱し王妃も死んでしまった。王はマレフィセントの弱点が、鉄に触れると火傷することだったと思い出し、国中の鍜治屋を集めて徹夜で何か作らせる。カラスのディアヴァルは、フィリップという旅の青年とオーロラを一緒にさせよう、真実の愛のキスを授けられるのは彼にしかいないと熱論する▼マレフィセントは気乗り薄だ。「いいです、俺の言うことが気に入らないのなら、毛虫にでも何にでも変えてください」とディアヴァルはむくれる。彼は彼でオーロラが可愛いのだ。仕方ない。青年を眠るオーロラのそばに行かせ、キスさせたがオーロラは眠ったまま。万策尽きた。マレフィレセントはオーロラに語りかける。「許しは乞わないわ。許されることじゃないもの。憎しみと復讐で私は心が曇っていたのよ。オーロラ。やっと愛に目覚めたのにあなたを失うなんて。生きている限りあなたを守ると誓うわ。毎朝その笑顔を思い出すわ」オーロラの額にキスして別れを告げた、そのときだ。「ゴッドマザー」オーロラが後ろから呼んだ。えーっ。マレフィセントやったんかい! オーロラを連れて森に帰ろうとするマレフィセントの頭上から鉄の網が被さった。マレフィセントは体が焼けて動けない。国王の兵隊が取り囲み魔女を見下す。「翼を盗まれ落ちぶれた魔女がいるぞ」。マレフィセントは残る力でディアヴァルをドラゴンに変えた。火を噴く竜に兵隊らは後退。しかしマレフィセントの神通力が弱っている▼塔屋に駆け上ったオーロラは巨大な翼が木の閉じ込められているのを見た。翼は「ここから出せ」とばかり激しく箱を揺すっていた。これこそマレフィセントの翼だ。直感したオーロラは箱ごと床につき倒す。嵐を呼ぶ羽ばたきとともに、翼は宙を滑空し、マフィレセントの背中に舞い降りた。彼女はオーロラに言って聞かせたことがある。「私も翼を持っていたの。歩けば引きずるほどの大きな翼よ。私の自慢だった。力強く、逆風にも負けなかった」その翼が戻ったのだ。ここからの特撮はものも言わせません。アンジーの動きとスピードがスクリーンをさらいます。高々と空中に浮かぶ立ち姿の決まったこと。強く美しいゴッドマザーにオーロラは満面の笑み。国王は魔女の足に鎖を絡ませたものの、マレフィセントは豪壮に羽ばたき、国王もろとも超高速で城壁の窓を突き破る。グワッシャーン! どんなストレスだってぶっ飛ぶぜ!▼マレフィセントは隣国と自国を統合し、後継者をオーロラと決めた。今日はその戴冠式。マレフィセントが王冠を授け、妖精たちが花のようなオーロラを祝福する。フィリップ君も招かれた。小高い場所でマレフィセントとディアヴァルが見守っている。ナレーションはこうだ。「王国を統一した人とは、いい伝えとはちがい、英雄でも邪悪な者でもなく、その両方の顔を持つ人だったのです。その名はマレフィセント」…そう来たか。声だけの語りはジャネット・マクティア。アンジーに貫禄負けしない大物です。

 

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