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2017年6月17日

〝幻想的な光に魅せられて〟 西除川のヒメボタル

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〝幻想的な光に魅せられて〟 西除川のヒメボタル

 

大阪狭山市の西除川にヒメボタルがいると聞き、6月1日(木)の夜、暗くなるのを待って見に行ってきました。場所はホンダ学園の裏側、半田井堰橋西詰あたり。夜8時~9時半まで開放しているとの事でした。真っ暗な田んぼの中を一人で歩いていると段々心細くなってきて、引き返そうかなと思っていると、遠くに灯りが見え、思わず駆け寄りました。ヒメボタルの保護と育成活動を行っている「狭山ヒメボタルの会」の方々が案内役をかって出てくれていたのです。

 

ヒメボタルは準絶滅危惧種に指定されている貴重なホタルで、ゲンジボタルやヘイケボタルと異なり〝陸生〟で、幼虫は竹藪や森の落ち葉の中でキセルガイを食べて生育するそうです。けれども、こんな市街地の真ん中で本当にホタルが見られるのかな?と半信半疑のまま、懐中電灯の灯りを消して川沿いに歩いていくと、何やら光るものが見えてきました。いた!いました!ホタルがいました。はかなくもけなげに光っています。

〝幻想的な光に魅せられて〟 西除川のヒメボタル

 

家族で来ていた小学2年生の男の子が鼻をこすりながら教えてくれました。「光ってるのはオスやで。あれはメスを呼んでるねん。図鑑に書いてあった」と。他にも毎年撮影に来ているという女性の二人連れや、会社帰りに奥さんと待ち合わせてホタルを見に来たというご夫婦もいらっしゃいました。

 

夏の一夜、日常の喧騒を忘れ、身も心も癒されたのではないでしょうか。「狭山ヒメボタルの会」会員の方の話によると、期間中発生したホタルは3300匹、訪れた観客は5100人という事でした。

ヒメボタルの保護と育成活動を行う「狭山ヒメボタルの会」

ホタル生息地の清掃
ホタル生息地の清掃と賞状

 

「狭山ヒメボタルの会」は、平成26年度の大阪府みどり功労者表彰に引き続き、平成27年度に大阪狭山市善行者表彰を受賞されています。

 

大阪狭山市の表彰条例には功労者表彰と善行者表彰があります。功労者表彰には自治功労の部・教育文化功労の部・公安防災功労の部・衛生福祉功労の部があり、環境自然保護などの功労に対しての規定はなく、従来から環境自然保護の功労には善行者表彰が贈られて来ました。平成27年度、保護活動10年を期にその活動が評価され、受賞されたのです。

武田博允会長
武田博允会長

今年は保護活動を始められて12年目。会長である武田博允さんは「生息地の清掃や木の伐採、整備などを行い、今後はホタル発生の情報発信にも力を入れていきたい」とおっしゃっていました。

 

また、そういった会の趣旨に賛同していただける方を募集中とのことです。

 

取材・記事:本紙河内版編集長 酒井知子

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