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2017年6月27日

「風」のように疾く、時には優しく 白袴の剣士たち|広陵 太子会

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「ヤァァアア!」土曜日の午後、練習場の広陵東体育館には、子どもたちの元気いっぱいの気合いと、ビシッバシッと迫力ある竹刀の音が響き渡ります。道場長の楠本茂先生にお話を聞きました。

7月には全国大会へ出場

「風」のように疾く、時には優しく 白袴の剣士たち|広陵 太子会

 

平成14年に発足した「広陵太子会」は北葛城郡広陵町を中心とする少年剣道教室で、現在会員は30名。年長さん〜小学校6年生までの道場生には女の子も5名います。

 

「風」と染め抜かれた会旗の前にはこれまでの優勝杯がズラリと並べられ、その横には「武道館まであと38日」と掲示が。6月に開催された県の予選大会でベスト8に入り、奈良県の代表として、7月に東京で開催される全国大会への出場が決まっているのです。稽古にもより一層、熱が入っている時ですが「これからもっともっと、上げていきますよ」と道場長。

 

「礼に始まり礼に終わる。感謝の心を大切に」の言葉通り、休憩時には円座し合唱してから飲み物をいただきますし、訪問した記者にも全員が駆け寄ってきて正座し、真っ直ぐ顔を見て挨拶してくれました。

 

「風」のように疾く、時には優しく 白袴の剣士たち|広陵 太子会
楠本茂道場長

「咲かせる花は小さくてもいいんです。根を大きく張った子どもに育ってほしい。それが”生涯剣道”にもつながると思います。剣道には『打って反省、打たれて感謝』という言葉があります。打って反省とは正しい心で、きれいな姿で打ち込めたか常に自己反省し、打たれて感謝は、自分の弱い所を教えてくれた相手に感謝するという意味です。痛みも含めて、相手を思い遣る気持ちを学んでほしいですね」。

 

風林火山の「疾きこと風の如く」が由来となっている会旗の「風」と、保護者が子ども達の成長を想って作った「時には野分のように烈しく 時には春風のように優しく 一陣の風になれ」という詩を当時の保護者会会長が漢詩にした「如風一陣烈亦優」を掲げた竹刀袋は、広陵太子会のシンボルとなっています。また、真っ白い胴着と袴には、暗い時間の稽古の行き帰りでも目立つように、子どもたちが事件や事故に遭わないようにと、交通課に勤務されていた楠本先生の願いが込められているのです。

 

指導者には青少年の健全育成を目的としたボランティアである県警や大阪府警、医師が多いのも特徴なのだとか。子どもたちと剣を合わせ、熱心に指導する先生方や保護者に見守られて、子どもたちは日々、ぐんぐんと根を張り、たくましく成長しているようです。

キャプテンの奥田将人くん(6年生)

「風」のように疾く、時には優しく 白袴の剣士たち|広陵 太子会
新キャプテンに選ばれた奥田将人くん

今春、新キャプテンに選ばれた、奥田将人君。

 

全国大会に向けての抱負を聞くと、「目指すのは優勝です」とキッパリ。剣道は小2から始め、続けていて楽しいのは「試合で勝った時」。キャプテンとなって「みんなの手本となるように、自分から大きな声を出して、チームをひっぱっていけるように心がけています」。

 

澄んだ瞳が力強く輝いています。

ただいま部員募集中!

「風」のように疾く、時には優しく 白袴の剣士たち|広陵 太子会

稽古は水・金(19〜21時)、土(13時半〜18時)、日(13時半〜17時)で、水・土は大人の稽古もあります。広陵太子会のサイトからお問い合わせ下さい。

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