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特集「ディーバ(大女優)」

2017年7月5日

特集「ディーバ15」ジュリアン・ムーア⑤
暗殺者(1996年 アクション映画)

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監督 リチャード・ドナー

出演 シルベスタ・スタローン/ジュリアン・ムーア/アントニオ・バンデラス

シネマ365日 No.2167

それなりにいい映画

特集「ディーバ15」ジュリアン・ムーア

監督が「リーサル・ウェポン」シリーズのリチャード・ドナー、脚本にアンディ・ウォシャウスキーとラリー・ウォシャウスキー(「マトリックス」)が噛んでいます。出演がシルベスタ・スタローン、ジュリアン・ムーア。アントニオ・バンデラス。年齢がシル49歳、ジュリアンとアントニオが同い年の35歳。殺し屋業界ナンバー1のロバート・ラス(シル)をやっつけ、トップになろうとするミゲルがバンデラス、組織の秘密を握った女性ハッカー、エレクトラにジュリアン。最後に現れる組織の黒幕が、昔ロバートが暗殺したニコライです。テンポよく進み、133分の長尺をたるませません。ジュリアンはいつも猫を連れて移動する謎の女として登場します。のびのびして楽しそう。ロバートはエレクトラ暗殺の指示を受けるのですが、最近足を洗うことばかり考え、いまいち仕事のノリが悪い。ミゲルが虎視眈々と彼を追い落とし、殺し屋ナンバー1の座を狙っています▼ミゲルにしたらロバートは過去の男です。「あんたのことはすべて学んだ。ニコライはあんたを信じていた。その彼を殺して自分はトップになった」友だちも殺す信義のない男だと言いたそうです。バンデラスが大げさな身振りと表情で、ラテン系男子を好演。まだロバートを殺していないうちから「今日から俺がナンバー1だ」と宣言する気の早い男です。エレクトラはハッカーで入手した情報を売り買いしているのでしょうね。「私は身分証もない。本名も覚えていないの。もう一度人生を取り戻したい」とロバートに打ち明ける。ロバートはもともとエレクトラを殺す気はない。いつもの通り、女にやさしく、決して女を傷つけないシル。だからブリジット・ニールセンみたいな猛妻に好かれちゃう。すぐ別れたけど。エレクトラは身分証もない根無し草のヤサグレ女です。凄腕ハッカーの設定なのだけど、パシパシとパソコンを処理しているシーンがない。あったかもしれないけどルーニー・マーラの「ドラゴン・タトゥーの女」みたいなド迫力のシーンはない。猫ちゃんばかりかわいがって、これじゃいつ殺されても仕方ない、と思うのだけど…▼エレクトラとロバートは、組織の大金をせしめるため手を組みます。銀行に2000万ドルが振り込まれる手はずが整った。あとは振り込み完了を待つだけ。カリブの田舎の銀行で、手続きに時間がかかるそう。ロバートはミゲルが自分を殺しにくるのを読んでいる。場所は銀行の玄関、昔自分がニコライを暗殺した場所だという。理由は「奴は歴史が好きだ」…変わった殺し屋ね。ウォシャウスキーの脚本だからね、ま、いいか。銀行の正面が射程に入るビルの塔屋でミゲルが待機。暑い。汗をしたたらせながらロバートが出てくるのを待つ。トイレにも行けないから、ペットボトルで用をすませる。ロバートは銀行のロビーで、エレクトラは外のカフェで、無線で連絡を取り合いながらその時を待つ▼7時間で手続きが完了した(長すぎる!)。ロバートは手数料を引いた1600万ドルのキャッシュの入ったカバンを手にロビーを出る。それがちょうどニコライを暗殺した時刻だ。ミゲルのこだわりも相当ね。狙撃は失敗、ミゲルはしかしロバート暗殺を諦めない。ミゲルと対決したロバートは「俺は引退する。あとは君の天下だ」といい、エレクトラと共に去ろうとするが、後ろからミゲルが「お前が生きている限りトップではない」とあくまで命を奪おうとする。エレクトラがサングラスをかける。サングラスに映ったミゲルに背を向けたまま、ロバートは撃ち命中。こんなうまいこといくかい、と野暮はいわない。可哀想なミゲル。エレクトラとロバートは大金を持ってカリブの真っ青な空の下を行く。ジュリアンにしたら無邪気な映画ね。それに意外と走りもグーよ。本人かどうか知らないけど。それなりによかったわ。

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