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特集「偏愛力」

2017年11月16日

特集「偏愛力3」⑦
アナベル 死霊館の人形(上)(2015年 事実に基づく映画)

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監督 ジャン・R・レオネッティ

出演 アナベル・ウォーリス

シネマ365日 No.2301

人形は生きている

15-19_偏愛力3-2

「死霊館」シリーズを整理してみます。「死霊館」(2013)、「アナベル 死霊館の人形」(2014)、「死霊館エンフィールド事件」(2016)、「アナベル 死霊人形の誕生」(2017)、続いて「修道女」「クルックドマン」「死霊館3」の公開が控えています。かくも次回が期待できる人気の秘密はなに? ひとつはアメリカの超常現象研究家の、エド&ロレイン夫妻の実地体験—事実に基づくことによると思えます。こしらえもののホラーではなく、科学で究明できない現象がある、悪魔が取り付くのは事実としてある、という夫妻の信念に揺らぎがない。謝礼を取らず人助けに身を削る。事実透視能力を持つロレインは、依頼された事件の調査に当たるたび、急激に体力を消耗するから、もうできないと漏らしています。本作は大ヒットした「死霊館」のスピンオフとして作られましたが、これまた大ヒットした。憑き物の怖さもさることながら、恐怖を二倍、三倍にしたのは人形「アナベル」のビジュアルです▼アナベルはビスク・ドール(陶器製の骨董人形)で約1メートル、白いドレスを着て大きな目を見開き、唇は赤い。大きさといい、衣装といい、精密な全体の細工といい、人形職人の傑作です。しかし、アナベルが「死霊館」でケースに入れられ、エドが「絶対に開いてはならない」と厳重に扉をロックし、月2回、除霊しているのです。つまりアナベルに宿った邪悪な魂は生き続けている、それが「死霊館」第一作でわかりました。本作ではヒロイン、ミア(アナベル・ウォーリス)が初めての子を妊娠中、誕生日の贈り物に夫のジョンが、予てからミアが欲しがっていたアナベルを買ってきた、ミアは喜んでアナベルをリビングの大きな人形棚の真ん中に置く。これが始まりです。その夜隣家のヒギンス夫妻が殺害された、男女二人がミアの家に押し入り、ミアは脇腹を刺され、犯人は家出したヒギンス夫妻の娘とその恋人で、オカルトにのめり込んだ挙句の犯行で、彼らは警官に射殺された▼お腹の赤ちゃんは無事だとわかるがミアは人形を気味悪がり、ジョンに捨ててくれと頼む。それからミアの家で不審な現象が立て続けに起こります。誰もいない部屋でミシンが動く、テレビが故障し、室内でボヤが生じる。やがてミアは出産、娘にリアと名付け、引っ越した。引っ越しの荷物を片付けていると捨てたはずのアナベルがある夫婦は首をひねりますが、ミアは夫のせっかくの贈り物だったからと、家に置くことにします。これがまずかった。

 

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