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2018年2月18日

樹齢120年も!大和の春の風物詩「第15回大和郡山 盆梅展」

鉢に溢れる豊かなストーリー

「舞姫」「清水」「早春賦」…みなさんは、これらが一体なんだかお分かりですか。実はすべて盆梅の銘なんです。大和郡山城は桜の名所として名高いですが、梅に関しても自慢の行事があります。毎年城内で行われ今年で15回目を迎える「盆梅展」です。春を知らせる風物詩として、街の人に愛されてきました。

樹齢120年も!大和の春の風物詩「第15回大和郡山 盆梅展」

 

盆梅展初日の23日、三々五々会場入り口の追手門方面を目指して、人々がそぞろ歩きます。立春とはいえ、寒い日が続くこのごろ、「梅の花はまだ咲いていないのではないか」という懸念とは裏腹に結構な数の人々。

 

会場に足を踏み入れて、その訳がわかりました。確かに花はまだでしたが、盆に育てられた梅の枝ぶりのみごとなこと!大鉢の多くに雅びな銘が付けられ出品者の日頃の丹精がしのばれます。

 

絡みあった幹が戦国時代の武将の苦悩を表すような「順慶」、清らかな渓流からほとばしり出たような枝が印象的な「清流」、地を這うようにぐっと横に伸びた枝先につぼみを宿す「根性」。銘に触発され、一鉢一鉢からストーリーが溢れてきます。

歴史の証人として 人格さえ感じる佇まい

樹齢120年も!大和の春の風物詩「第15回大和郡山 盆梅展」

 

中でも樹齢120年と言われる「悠妃」の存在感は圧倒的です。第一次、第二次と二つの世界大戦はおろか日露戦争まで超えてきたこの鉢を見れば、梅の木には精霊が宿ると言われていることに納得できそうです。毎年この「悠妃」に会うために会場へ足を運ぶという人も多いのだとか。

 

まだ咲いていない梅の花もやがてほころび始め、各々の鉢はまた違った趣きを宿します。毎年会期中、何度も会場に足を運ぶファンがいるのもうなずけます。城内の梅が咲き始めると麗らかさもひとしおです。

 

会場の外では地元の名産品や小さな梅の鉢が売られ、土日祝には「猿回し」の芸も楽しめます。梅の木に後ろ髪引かれるおじいさんを、猿回しを見たい小さなお孫さんが引っ張って、といった微笑ましい光景も。一足早い春の気配を観客のみなさんはそれぞれに楽しんでいました。