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2011年11月9日

消火器は定期的に点検を―秋の全国火災予防運動―

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東大阪市消防局 防災学習センター

破裂事故を防ぎ、いざという時に慌てないために

 今日から秋の全国火災予防運動だが、私たちにとって身近な消火用具である消火器が破裂事故を起こしているのをご存じだろうか。東大阪市消防局警防部予防広報課の消防司令補・西村勇三さんに話を聞いた。
 「破裂事故は底の腐食が進んだ消火器を、使用する際や廃棄する際に発生しています」。消火器には加圧式と蓄圧式の2種類がある。そのうち、家庭や、駐車場などの屋外、一般的な企業に設置されているのは加圧式が多い。「加圧式の消火器は内部にボンベが内蔵されており、レバーを握ってボンベに穴をあけることによって消火器内部の圧力を高め、入っている消火剤を噴射させる仕組みになっています。底の腐食が進み、強度が低下している場合、この圧力に耐え切れず破裂、ロケットのように飛んでしまうのです」。常に圧力がかかっている蓄圧式も腐食が発生するなどして耐久性に問題が生じると、倒れる・強く揺するなどの振動で破裂する危険性がある。いずれにしても、定期的な点検が必要だ。

「消防法で消火器の設置が必要なマンションやアパートの多くは、管理会社や家主に点検の義務があります。しかし、戸建てや個人が管理する駐車場、自治会が屋外に設置したものなどは、それぞれ設置した人や組織が点検するしかありません。定期的に(点検を)して頂きたいです」。また、定期点検には別の意味もある。「火災が発生した際、消火器がどこにあるのかわからなくなり、パニックになってしまうことが多くあります。定期点検していれば、いざというときに慌てずにすみます」。家庭ではもちろんのこと、職場の消火器がどこにあるのか、点検とともに把握しておこう。
「消火器の腐食を防ぐには、湿度の高い場所での保管を避けることが一番です」。湿気で消火剤が凝固してしまうこともある。キッチン下の棚などはやめておいた方がよさそうだ。「屋外に設置する際には、地面に直接置かず、専用のボックスなどを使用して下さい。また、古くなった消火器を処分する際には、メーカーやお近くのリサイクル窓口にご相談ください」。
 なお、東大阪市消防局では防災学習センターで消火器の使い方などを無料で体験できる。火災予防運動中の今、一度足を運ばれてはいかがだろうか。


※ 悪質な業者による消火器や火災警報器の訪問販売が発生しています。ご注意ください。また、消火器の廃棄については、「株式会社消火器リサイクル推進センター(電話・03-5829-6773)」までお問い合わせください(受付時間・9時~17時・土日祝、休日及び12時~13時を除く)

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