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2011年11月11日

言葉で「気持ち」を表す書道家―近藤宗生さん―

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『出会うって素敵やね』。人との縁を大切に、多くの人に『書』の良さを伝えたい

 地下鉄・東梅田駅。7番出口の踊り場に『書』が飾られている(左写真)。1ヶ月に一度、作品は入れ替わる。力強いものから優しいもの、可愛らしいものまで。その筆使いは多様だ。
 これらを手がけているのが、書道家の近藤宗生さん。6年前、33歳の時に脱サラし、書道家としてスタートを切った。
「父が高校の書道教師で(書道の)連盟にも所属していましたので、幼い頃から筆や墨が身近にありました。でも、高校生くらいの時は書道にまったく興味がなかったんです」。しかし、進路を決める段になり「父から東京の書道専門学校を勧められましてね。『東京に行ける!』と思って入ったんですよ」。そこで、書道の楽しさを知る。「あ、こんな風に書けるんだ、こんなに面白いんだって、どんどんのめり込みました」。
 その後、奈良にある墨や書道用具を製造・販売している企業に入社。「勤め人をしている頃にも書いてはいました」。父親が所属する連盟に入り、展覧会に作品を出展。幾度か入賞も果たしたが「書道の展覧会って、一般の方があまりいらっしゃらないんですよ」。『書』の良さをもっと多くの人に伝えたい。団体から抜け、会社を辞め、プロとしての書道家に転身した。

 ただ、最初から軌道に乗ったわけではない。書道教室を行う傍ら、自作のポストカードを作るなどしていたが、収入的に思わしくなく、再び勤めながらの活動に。「その勤務先との縁で、東梅田駅のスペースをお借りできたんです」。現在は再び勤めを辞め、個人からの依頼を受ける一方で、より多くの人に『書』を楽しんでもらうため、飲食店の看板やメニューも手掛けている。また、株式会社鑑一を立ち上げ「自身だけではなく、(若手・中堅の)書道家のプロデュースもしていきたいと考えています」。



 好きな言葉は『出会うって素敵やね』。「文字は気持ちを伝えるもの。言葉のキャッチボールをすると、お互いに気分が良くなりますよね。それを形にしたいと思っています」。これからも多くの人と出会い、気持ちを『書』にしていきたい。近藤さんの挑戦は、これからも続いていく。


※ 現在は出張書道教室を行っている。詳しくは下記に問い合わせを

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