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2011年12月2日

無農薬のバラで幸せを-株式会社アグリカンパニー(2)-

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株式会社アグリカンパニー

バラを「売る」のではない。バラで「幸せ」になってほしい

 水耕栽培による完全無農薬なバラを育てている株式会社アグリカンパニー。研究段階では周囲から『本当にそんな栽培法でバラが育つのか』と疑問視されたこともあったが、日本食品機能分析研究所の検査結果から完全無農薬のお墨付きを得た今では、国内外から視察などのオファーが絶えない。
 なぜ、完全無農薬にこだわったのか。同社代表取締役社長・岩井健太さんに話を聞いた。「私の実家は農産物を売る販売所をしてまして、農家の方々に囲まれ育ちました。それで私も、大阪の中央市場に勤めていました」。しかし、東日本大震災で風評被害が発生。このままではいけないと感じ、バラをはじめ水耕栽培が難しいとされる農作物の栽培・研究を始めた。

 「そのなかで、(現段階では)バラが成功しました。バラは花のなかでも特別な存在。もらって嬉しくない方はいませんし、海外では園芸用に止まらずアロマやバラのお風呂など、様々な方法で楽しまれています。そういったバラの良さを皆様に知って頂きたい、バラで幸せを感じて頂きたいと思い、専門店『Balabyrinth』を11月3日にオープンしました」。
 岩井さんの思いに共感し、知り合いで空間レイアウトに長けていたマブチジュンヤさん(同社取締役・イメージデザイン担当)や、農業技術の研究・開発などを手がけている前川真一さん、前川さんのつながりでデザイン会社の主宰やオーダーメイドウエディング会社の代表などを務める麻恵エマさんもコーディネーターとして参加。「多くの方から助けて頂いています。本当に感謝です」。

 Balabyrinthでは、自社栽培のバラを使用したバラのお風呂セットを販売。香りがよいだけではなく、額が強いため花びらがバラバラにならないと人気は上々。「その他、喫茶も併設しているのですが、そちらで使用しているバラジャムも当社で栽培した無農薬のバラを使用しています」。その他の商品や喫茶メニューで使われているバラは、自社製ではないものの信頼のおける品物しか扱っていない。「肌に直接触れるものや口にするものが多くありますから、品質にはこだわっています」。
 現在、店舗前にあるスペースにビニールハウスを作り、子どもたちが触れることができるバラ園を準備中。無農薬でトゲも少ないバラだからこそできる試みだ。「私たちは五感すべてでバラを楽しみ、幸せになって頂きたいと考えています。また、バラで女性が美しくなって頂けたら、バラに親しみを持って頂けたらと思っています。男性も、もっと自然に女性へバラのプレゼントができるようになったらいいですよね」。

(了)

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