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2011年12月3日

夜の北新地で「ごみひろい」―スマイルスタイル―

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スマイルスタイル

気軽にできるから、遊びやライフスタイルの一部に

 多くの人でごった返す夜の北新地。そこに集まった15人の参加者(写真)。彼ら・彼女らの目的は、北新地を歩きながら1時間かけて『ごみひろい』をすること。主宰するのはNPO法人「スマイルスタイル」だ。
 代表の塩山諒さんによると「誰でも気軽に参加できるよう、無理なくできて生活の一部になるような活動をしようと思い、4年前からスタートしました」。ボランティアに参加している人は多いが、反面、仕事や家事、学業に追われ時間的に参加できない人や、「敷居が高い」と感じて参加を躊躇する人も少なくない。そういった人でも気軽に参加できる活動をと考え、平日の夜間に開催するなど、参加者のライフスタイルに組み込めるような活動を行っている。実際、今回の参加者も会社や大学帰りの人が大半だ。
「飲みに行ったりカラオケに行ったり、朝まで遊ぶこともありますよね。そういった選択肢のひとつに『ごみひろい』を追加できないかと思い、『オールナイトごみひろい』を行ったりもします。あと、ハロウィンの時季には仮装してごみひろいをしていますね」。

4つのチームが各地で展開。「ごみひろい」から始まる人や街との出会い

 『オールナイトごみひろい』のようなイベントの際には全体で活動するが、基本的にはチーム単位でごみ拾いを行っている。同NPOが活動を始めたアメリカ村(アメ村)のチームや、今回取材した北新地チーム、先日紹介した「こいし歯科」の院長・小石剛さんがリーダーを務める池田チームなど現在4チーム。それぞれのチームに参加している人や、行けるときに行ける場所で参加している人もいる。
北新地のリーダーであり「BaseBar木香」の共同オーナーでもある内田奈津子さんは「代表と以前から知り合いで、『バーのママがごみひろいしてたら面白いから、ちょっと参加してよ』と頼まれたので始めてみたら、毎月でした」と笑う。「ごみひろいも(大切)ですけど、いろんな方と出会えて、それが楽しいですね」。ほかの参加者も、年代やライフスタイルの違う人たちとの会話を楽しみながら、ごみを拾っている。


ふれあい、気づくことが大切。ユルく、楽しく、でも真剣に
 「人と人、人と街の出会いをユルく、楽しく提供できたらと思っています」(塩山さん)。人と接しながらごみを拾い、ごみの多さを体感しながら街の問題に気づき、考える。堅苦しくなく、でもどこか真剣に。「ごみがなくなったら、ひろわなくてよくなります。捨てている人は無意識だったり、(街や人に)無関心だから捨ててしまう。一度、ひろう側になると捨てられなくなるんですね。だから、参加して頂いた方からその友達や恋人、家族へ『ポイ捨てはカッコ悪い』と伝わっていけばと思います」。拾うことで、捨てる人を減らしたい。その思いは、ユルく、でも真剣だからこそ、多くの人に届きつつある。

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