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2011年12月6日

助産師だからこその瞬間 名張で写真展

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「名張のお産処を考える会」主催の講演会きっかけに

 名張市で実施している提案公募型事業のひとつに、変化してきたお産のあり方を体験者の知恵や情報を共有することで考えていこうという取り組みがある。「名張のお産処を考える会」では、“キューピー・プロジェクト”としてお産について主体的に学び、助産師さんや母親同士だけになりがちなヨコつながりだけでなく、地域一体となってコミュニケーションをはかり、老若男女を巻き込んだタテつながりの展開を目指している。

 「名張にも助産師さんがいらっしゃること、自宅出産されている方も少なくないことがわかりました」代表の菅井照代さんは、活動を通して改めてお産処の存在価値を見出したという。「自宅出産の体験者のほとんどが二人目を産む、または一人目が満足のいくお産でなかったため次は自然なお産をしたいというお母さんたち。でも、そういった『第二の手段』としてではなく、もっと自宅出産を積極的に取り入れていける環境があるべきだと思います」出産するときの選択肢が病院だけに思われがちな現代、病院がある・ないに関わらず本来、人が持つ産む力を活かして出産できるということを確信したのだという。

 9月に行われた、同会主催の講演会の第1回目に実施したアンケートでは、参加者130人(内おとな103人)の約83%が「お産処があった方が良い」と答えた。「毎月1回、講師の方をお迎えし行ってきた講座を通じて、深めてきた想いや考えを参加者の皆さんとシェアし、お産処を考える会のビジョンに対する検証を第4回目となる次の12月15日(木)の交流会で行いたいと思います。そして、市への提言とします」病院の少ない名張でこれから出産を迎える人のため、菅井さんが精力的に活動していたところ、大阪・茨木で開業助産師をしていた勝原さんと出会う。「1年前津市に引っ越してこられた勝原さんが、高槻で開かれた写真展の素晴らしさを知って、名張でもぜひやってみたいと思い、せっかくなら、年内の活動最後を締め括る交流会と合わせてできないかと企画したんです」それが12月10日(土)~16日(金)まで開かれる写真展「『生まれる』~家族の看まもりの中で~」だ。
 写真展では、生命力あふれる赤ちゃんの自然な姿、助産師さんだからこそとらえることのできた一瞬を写しだした写真が展示される。ほかにも、自宅出産を経験した方からの提供もあり、共同写真展の開催に協力してもらった。「これからは自発的なお産というのがどんどん増えていってほしい。お母さん自体が自宅出産や自然分娩についてもっと知ることで、生理現象としての出産を主体的に経験できるのです。病院が少ないからといってできない、と嘆くのではなく、出来ることを前提に何をしたらいいのか、一緒に考えるきっかけを提供していきたいです」


〈写真展「生まれる」~家族の看まもりの中で~〉

日時:12月10日(土)~16日(金) ※12日は休館日
   10時~18時(16日は15時まで)
場所:名張市立図書館(名張市桜ヶ丘3088番地156)
電話:0595-63-3260

☆会期中のミニイベントについては、催しガイドコーナーへ☆

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