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コラム

2011年8月1日

自然派のサラヤ・更家社長に聞く

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サラヤ株式会社 代表取締役
更家 悠介さん

人間と企業と自然の共生を目指しチャレンジし続ける

「自然派のサラヤ」の企業理念は創業時から「衛生・環境・健康に貢献する会社でありたい」。98年に更家悠介氏が社長に就任してからはその頭に「世界の~」がついた。視点は国際的になり、一企業としての枠を超えるような環境問題や社会事業に取り組んできた。

例えば、マレーシアのボルネオ環境保全プロジェクト。2004年に、原住民の罠にかかって鼻がちぎれかかったタリーという子象のことを知ったのが切っ掛けだ。ボルネオではパームオイルの生産のために大規模なアブラヤシのプランテーションが急増し、熱帯雨林の多種多様な生態系が破壊されるなど様々な問題が起こっている。代表的な「ヤシノミ洗剤」を始め商品にパームオイルを使用しているサラヤとしては「現状を知ったからには放っておけない」と保全活動に関わるようになった。「一時的な支援では根本的な解決にはならない。持続可能な認証性のある関わりが必要」と現地の人々や政府と協力し、ボルネオ保全トラストを立ち上げ、緑の回廊計画や、傷ついたゾウの救助活動を続けてきた。同洗剤の売り上げの1%はボルネオ保全トラストに寄付されるしくみで、消費者も活動に参加することができる。
他にもアフリカ・ウガンダでのユニセフの手洗い促進活動の支援や、WHO(世界保健機構)が2005年から開始した医療における手指消毒を推奨するキャンペーンに協力するなど活動の範囲は各国に及んでいる。

環境問題に熱心に取り組むが「自然保護という言葉はあまり好きではありません」。保護というのは神様の思想に近い、人間が地球を守るなんて大それた考えだと思っている。「世界の人口は70億人に迫っています。人間が増えすぎて自然や動物に対する影響が強くなり、自然界のバランスが崩れつつある。私たちは自然から恩恵を受けて生きています。われわれの活動を支えてくれている自然に対して感謝の心を持って、共に生きていかなくてはなりません。もちろん企業の活動も同じです。様々な困難があっても一歩でも前向きに挑戦していかなくてはなりません」。
そのためにも「自然派のサラヤ」として世の中に必要とされる、商品・サービスを提供し続けていきたい。まだまだチャレンジするべきことがたくさんあると、気さくな笑顔を絶やさず、意気込みを語った。H22年度の秋の褒章の名誉に輝いたのを始め、近年、各方面からその取り組みが高く評価されている。

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