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2011年12月11日

竹を使って大東市を市内外へPR <2>

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チクリンチック

『竹姫納豆』も好調

 「それが自信になったと言いますか、もっといろんなことをやりたいと思うようになったんです」。そこで翌年からはトヨタ自動車株式会社の助成制度「トヨタ環境活動助成プログラム」から補助を受け、竹や竹炭を使った緑化と水質浄化を行った。「竹で家庭園芸用の花器作りやおもちゃ作りをしました。また、竹炭で土壌改良剤を作ったり、水質浄化の実験を行いました」。2007年から2009年に渡って同活動を続け、大東市だけではなく他地域で竹林保全を行っている団体とも連携を取り始めた。「養成講座のときに一緒だった方々とも協力し合い、活動ができました」。その集大成として、竹の活動プログラム集である「チクリンブック」を発行。一般の人でも竹を使った日用品作りなども掲載した。
 「補助が終了した2010年からは大東市内にある納豆製造メーカー・小金屋食品株式会社と連携し、竹を入れ物に使用した『竹姫納豆』の商品化を目指しました」(井上さん)。藁を使った伝統的な製法で本物の納豆を追及している小金屋食品株式会社だが「大阪マルシェなどで販売していると『大東市ってどこ?』と聞かれ、あまりの知名度のなさに驚いたそうです。そこで、大東市産の竹を使って何かできないかと話が進みました」。


 小金屋食品株式会社が竹を容器にして商品化できるか研究し、学生たちがネーミングやパッケージデザインを担当。容器となる竹は竹林保全を行う市民団体が供給し、E.D.E.N.がそれらの調整・運営に当たる。産・学・民が一体となって取り組み、今年の5月から販売を始めた。「作業工程の多さなどの理由から毎月100個程度の生産が限度、値段も500円しますが、10月までで500個ほど売れました」。大阪市や枚方市を中心に売れており、11月には東京で行われたイベント『ニッポン全国物産展』でも販売された。
 「これからは大東市内で、もっと『竹姫納豆』を知って頂き、食べて頂きたいです」。『竹姫納豆』を通じて食育を考え、子どもから大人まで親しんでもらえるようにしたい考えだ。「あと、竹で容器を作っていると節から数センチまでの部分しか利用できませんから、筒状の竹がかなり残ります。これはもったいないので、どうしようかなあと。今後の検討課題ですね」(川口さん)。
 竹林の保全と大東市の良さを周知するため、みんなで楽しく考え、実践する。破竹の勢いではないが、ジワリジワリと着実に、その活動は実を結んでいる。



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