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2011年12月22日

紺屋型紙クリアファイルが人気 ―河内長野市―

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紺屋型紙

江戸時代の特産品「河内木綿」を染めていた紺屋型紙。オシャレな和のデザインで近畿一円から注文も

 河内地方は江戸時代から木綿栽培が盛んになり、河内長野市近辺で織られていた「河内木綿」は丈夫で良質な綿織物として評判がよかった。河内長野市立ふるさと歴史学習館の学芸員・松野准子さんによると「大正時代までは家族の普段着として各家庭で織られ、市内にあった紺屋(染物屋)で染めてもらっていました。海外から安い木綿や生地が入るようになり、河内木綿は衰退してしまいました」。
 河内木綿を染める際、使用していたのが紺屋型紙と呼ばれる型紙。「型紙は伊勢の特産品でした。それを行商人から各地の紺屋が購入していました」。1枚の型紙で木綿の反物に同じ柄を繰り返し染めていく。今のプリント柄のような感覚だ。「様々な柄があり、現代の感覚で見てもすごくオシャレなんです」。
 その型紙が河内長野市高向(たこう)にあった紺屋で、1588枚見つかった。現在は河内長野市に寄贈され、保管されている。

 「型紙は和紙で作られています。寄贈された型紙は保存状態が良く、現在もふるさと歴史学習館で常設展示していますが、(時間とともに)劣化してしまうのは避けられません」。そこで、型紙を撮影しデジタルデータ化して保存するデジタルアーカイブ事業を展開。長期保存が可能になり、オリジナルである型紙の使用を最小限にした。「劣化が防止できるとともに、(柄の)活用が容易になりました」。
 データは一般の企業などでも料金を払えば使用できるが、そのPRも兼ねて何か活用できないか検討した。「包装紙なども案としてあがりましたが、多くの人が利用して目に触れるもの、手にとってもらいやすく安価なものということで、クリアファイルになりました」。
 花嫁道具などに使われたおめでたい柄や、菊や牡丹など大きな柄をあしらったデザインがある。8月から発売されたため、涼やかな柄もある。これらクリアファイルの評判が、関係者たちの想像以上に良い。
 「1回で1種類500枚、計3000枚作りますが、2回目の分がそろそろなくなりつつあり、年内に3回目の販売を予定しています。今後は柄を増やすことも検討中です」。
クリアファイルは全部で6種類(1点150円)。ふるさと歴史学習館や河内長野市役所にある市役所情報センター、ラブリーホール、市内の宿泊施設『南天苑』などで販売中。市外でも八尾市立歴史民俗資料館で購入でき、遠方ならば郵送もしてくれる
 「紺屋型紙のすばらしさを多くの人に知ってもらえ、身近に置いてもらえてうれしいです。ぜひ、展示も観に来てください」。

 郵送の申し込みは、河内長野市生涯学習部ふるさと文化課まで

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