女を楽しくするニュースサイト「ウーマンライフ WEB 版」

  • facebook
  • twitter
  • line
  • rss

スポーツ

2011年12月22日

夢は『なでしこジャパン』 ―大阪COSMO.FC―

Pocket
LINEで送る

大阪COSMO.FC

サッカーだけではなく、勉強や家の手伝いもできる子に

少年少女や中学生以上の女子チームを持つサッカーチーム・大阪COSMO.FC。もともとは1975年、寝屋川市立池田小学校の教員だった北口伸夫さん(現同チーム会長・大阪府サッカー協会理事)や同小学校PTAなどが主体となって池田サッカークラブを設立したのがきっかけ。その後、場所を寝屋川市立木屋小学校に移し、大阪COSMO.FCになったのは2006年から。

 

「卒業で引退したり、女の子は気まぐれな一面もありますから、人数の増減は激しかったですが、ここまでチームが存続できたことは嬉しいですね」。ほかの女子サッカーチームが栄枯盛衰を繰り返し、その多くが消滅していくなか、女子サッカーチームの草分け的存在として現在でも関西少女サッカー大会などで優秀な成績を収めている。今年6月に行われた同大会でも準優勝を果たした。

 

同チームの監督・渡辺義広さんによると「サッカーはひとりではできない、チームワークが大切なスポーツ。また、小学生のうちは戦術で勝つのではなく、パスなどの基本的な技術を磨かせる時期だと考えています。結果は出さないといけませんが『勝つための試合』はさせていません」。中学・高校・社会人とレベルアップするためには、基礎が大事。勝負とのバランスを考えながら、指導者たちは技術を教え込む。

 

「それに、サッカーだけがうまければいい、といった考え方はしていません。勉強も挨拶も、家庭でのお手伝いもできるよう、サッカーを通じて人間教育をしています」。中学に進学し、サッカー選手として特待生で高校進学を果たす子もいるが、勉強で優秀な成績を収めて高校に入学する子もいる。

 

「夏休みにはサッカーだけではなく勉強会も行うのですが、賢い子が多いので上級生が下の子に勉強を教えていることが多いですね」。大阪COSMO.FCの指導者には3人、教員がいる。その背中を見てか、選手のなかには教員を目指し、大学に進んでいる人も少なくない。「子どもたちは純粋ですから、指導者がいい加減なことはできません。子どもたちに学ばせてもらっていますね」。

 

その選手たちにも話を聞いた。サッカーを始めたきっかけは?「男子チームの試合を見ていて楽しそうだったから」「お兄ちゃんの試合を見て」「友達に誘われました」。では、関西少女サッカー大会で準優勝だった感想を。「楽しかった!」「最後に負けてしまって、悔しかったです」。『なでしこジャパン』に入りたい人は?「ハーイ!」「私も!」と、全員挙手。

 

次の大会は大阪COSMO.FC主催のプリンセスカップ。12月25日(日)と目前に迫っている。「今まで練習してきたことを試合でも出して、優勝したいです」「私も1点入れたいです」と選手たち。小学女子担当コーチも「優勝の喜びをみんなで味わいたいですね」。

 

まもなく、戦いのホイッスルが鳴る。

 

Pocket
LINEで送る