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教育

2011年12月28日

驚き、考え、学ぶ場を―交野市少年少女発明クラブ<2>―

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交野市少年少女発明クラブ

大阪府生徒児童発明くふう展にて3人が入賞、団体賞も受賞

 「教え方・学び方には2通りあります。ひとつは、基礎から教えて覚える方法。教科書などを使い基本を覚える学習です。もうひとつは、『えっ!? これどうなってるの!?』と驚かせ『じゃあ、どうなってるか考えてごらん』と考えさせ、調べさせて学ばせる方法です。学校の勉強は前者。とても大切なことですし、私自身、そういった教え方もしていましたが、つまらないでしょ。後者の方が面白いんですよ」。
 交野市少年少女発明クラブでは、八木さんが作った作品で子どもたちを驚かせ、どういった構造なのかを考えさせるところから始まる。外からなかが見えているはずなのに、お金を入れても入ったように見えない貯金箱など、大人であるはずの記者が見ても『えっ!?』と引き付けられるものばかり。

 「(作品によっては)あまり時間をかけなくても、構造がわかる子もいます。そういった子には『じゃあ自分でも作ってごらん』と作らせます」。
 作るためには、工具の使い方などの基礎的な学習も不可欠。それも、作品を制作しながら学ばせている。「木をまっすぐ、正しい形に切るための練習として『タングラム』といった木のおもちゃや、私があるお店で見つけたベトナム製の『分数計算早見表』などを作らせています。それらは知育玩具としても楽しめます」。柔軟な発想力を養うための『頭の体操』にもなる。
 「平成5年に発明クラブが発足した当初から指導員を続けてきましたが、それ以前から、資源の乏しい日本が世界に通用するためには知識を養うことが重要だと考えていました。また、石油や石炭といったエネルギー資源は無限ではありません。それらがなくなったときにどうするか、考える能力を培っておく必要があります。微力ですが、少しでもその役に立てばと思っています」。
 交野市少年少女発明クラブの対象は交野市在住の小学校4年生から中学校3年生(応募受付は小学校6年生)まで。活動は第2・第4土曜日。「発想や発明に興味がある」「工作が好き」といった約30名の子どもたちが、楽しみながら学んでいる。
 この子たちのなかから、明日の発明家が誕生する、かもしれない。

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