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トピックス

2012年1月6日

塩崎監督が地元・大和郡山市でメガホン

塩崎祥平さん 1978生まれ

大和郡山を舞台にした映画「茜色の約束」2月25日先行上映!

 監督初の長編映画作品は、生まれ育った大和郡山が舞台。撮影は昨秋9月に、中村獅童さん、笹野高史さん、三倉佳奈さんなど、豪華俳優陣を迎え市内各地で行われた。主人公の日系ブラジル人の男の子は一般市民からオーディションで選ばれ、約300人の市民もエキストラとして出演。昨日、映像の編集作業が終わったばかり、これから1カ月かけて音入れしていくという、製作真っ最中の塩崎監督にお話を聞いた。

 ストーリーは主人公の少年が見つけた青色に輝く幻の金魚を巡って繰り広げられる。日系ブラジル人の移民社会や地場産業の金魚が描かれたファンタジーコメディだ。サンバのパレードや移民との交流は、郡山での原体験が元になっている。常々、地元郡山には映画の題材となる素材が溢れていると感じていた。
 高校卒業後渡米。映画製作を学び帰国して、東京の製作会社に入社した。通訳・演出助手・スタッフとして携わるなかで「地方での撮影は難しいことも多いが、自分たちのやり方で面白いものが作れないか」と地方における映画製作に注目、3年前から大和郡山を舞台とした脚本に着手した。地元から多くの支援、協力を得て、今作品のための映画製作配給会社「株式会社金魚フィルムズ」を設立、ここまでこぎ着くことができた。

「すべてにおいて戦いだった」2週間の撮影を振り返る

 限られた予算と時間の中で、様々に迫りくる現実問題と、想いの実現に葛藤する日々。総指揮官としての監督の難しさをひしひしと感じた。思い通りに行かなかったことも多々あったが、出来上がった映像を見て安心した。「伝えたかった想いがつながっている」。地元で支援してくれる人々、スタッフに助けられたと感謝している。
 
 「地元の人の中には郡山には何もないと思っている人もいますが、決してそんなことはない。映画にできるような要素がたくさんあるんです」一人でも多くの地元の人に見てもらい、大和郡山の良さを再認識してもらいたい。「まず地元で話題になって、全国に発信することで大和郡山市の活性化につながります。これがぼくが故郷にできる最大の貢献だと思っています」。
 「茜色の約束 -サンバ do 金魚-」は今春公開に先がけ、2月下旬より郡山のイオンモールで先行上映され※、この集客いかんによって今後の展開が決まるという。若い監督の熱い想いを、地元市民も一丸となって応援したい。

※先行上映は郡山イオンモールにて、2月25日(土)に決定!
 前売りチケットは公開日前日まで1000円。同映画館にて発売。

「茜色の約束」応援事務局


【プロフィール】奈良県大和郡山出身。高校卒業後、アメリカの大学で映画製作を学び、2004年に帰国し企画制作会社百米映画社に入社。「私は貝になりたい」で演出通訳、「サイドウェイズ」では演出助手を務めた。2007年には「おとうさんのたばこ」で初めてメガホンをとり、同作品は翌年に「Pictures Battlek×Show Biz Japan」で最優秀作品賞を受賞。2011年には新潟県佐渡ヶ島において初プロデュース作品、映画「佐渡テンペスト」を製作。