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スポーツ

2012年1月6日

北欧生まれ・ノルディックウオーキングを楽しもう!

竹田正樹さん 
同志社大学スポーツ健康科学部 教授 日本ノルディックフィットネス協会 ナショナルコーチ

世界40カ国1000万人が楽しむトレーニングは驚くほど楽で手軽で楽しい!

 1930年代初め、フィンランドのクロスカントリースキーチームの夏場のトレーニングとして始まったノルディックウォーキング。ポール(スキーのストック)を持ってハイキングやランニングを行うこのトレーニングは、その後の研究で高い運動効果を生むことが実証され、1997年には「ノルディックウォーキング」という言葉が国際的に定義されました。
 以来、ノルディックウォーキングの愛好者は世界40カ国で1000万人を超え、発祥の国・フィンランドでは実に国民の6人に一人がこのトレーニングを実践しているといわれています。
 現在、国内での愛好者は、約6万人。近年著しく増加した愛好者の指導にあたり、普及・啓発活動に取り組んでいるのが、同志社大学スポーツ健康科学部教授の竹田正樹さんです。

 元クロスカントリースキー競技の選手で、国民体育大会・全日本選手権にも出場経験のある竹田さんは、2009年、国際ノルディックウォーキング協会認定のナショナルコーチの資格を取得。京都府京田辺市と同志社大学が連携する総合型地域スポーツクラブ「KDSC(京たなべ・同志社スポーツクラブ)」や、市民サークル「京たなべノルディック」の活動などを通じてトレーニングへの理解と参加を呼びかけています。
 ノルディックウォーキングのさまざまな運動効果の中でも竹田さんが特に注目しているのが、消費エネルギーの高さです。竹田さんの研究によると、下半身に加え背中・肩・腕・胸など上半身の筋肉も使うノルディックウォーキングは、通常のウォーキングに比べ1.1~1.2倍のエネルギーを消費するということがわかったそうです。ところがそれだけ効率的な運動量をこなしながら両手にポールをもつことで「心理的に『楽だ』と感じ、運動そのものが『辛くない』『楽しい』という気分になれるんです」(竹田さん)
 さらにポールがあればどこででも手軽に始められる手軽さや、楽しさから無理なく運動を続けられるのもノルディックウォーキングの魅力で、竹田さんは「高齢者はポールを持つことで転倒を防げるし、姿勢も良くなるなど、良いところを挙げればきりがない」と笑顔で話します。
 高齢化社会を迎え、健康への意識の高まりからますます注目を集めているノルディックウォーキング。竹田さんは「まず体験会などに参加して、どういったトレーニングなのかを知り、自分に合った無理のない取り組みから始めてみては」と呼びかけています。