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スポーツ

2012年1月7日

なぎなた少女のこれから ―北川史華さん(18歳)―

「2012年・輝く人」
北川史華さん

6年間続けてきたなぎなた、今度は歴史を研究したい

 平安時代には存在したと言われている「なぎなた」。戦国時代以降、とくに江戸に入ってからは武家などの女性が稽古する「なぎなた術」として、現代まで脈々と受け継がれてきた日本固有の武具だ。
 そのなぎなたで、昨年行われた第66回国民体育大会(山口国体)において優勝(少年少女・試合・団体戦)したのが、河内長野市にある私立清教学園高校の3年生・北川史華さんだ。
 「姉が(清教学園中学校で)なぎなたをしていたのですが、大会に出場している姉の姿を見て『自分もやりたい』と思うようになりました」。大阪府内の中学校でなぎなた部があるのは清教学園のみ。北川さんも姉と同じ中学校に入学し、練習を重ねた。高校1年のときには近畿大会で優勝。高校2年でインターハイにも出場する。顧問の鈴木先生によると「中学でなぎなたの部活があるのはうちだけですが、高校では10校前後あります。また、もっと幼いころから道場で稽古している子たちもいます」。そういった強豪を相手に勝ち上がった。

 そして昨年、大阪府代表として国体に出場。「私はあまり勝てなかったので、一緒に戦ったふたりのおかげです」と北川さんは言うが、中堅として優勝に貢献した。では、これからもなぎなたを続けるのか。
 「今のところは考えていません」。東京の大学に進学することは決まっているが、なぎなたはここまで。鈴木先生も「中学からの場合は6年間、児童の時から道場でやってきた場合はもっと長い期間、なぎなたに打ち込んできたため、高校までで燃え尽きて辞めてしまう子は多いんです。残念ではありますが、1つのことに長期間打ち込んできて、他にやりたいこともあっただろうに頑張ってきたんです。色んな視野を持つためにも、違う世界を見ることも大切ではないでしょうか」。ただ、北川さんは完全になぎなたから離れるわけではない。
 「大学ではなぎなたの歴史を調べてみたいと思ってます」。なぎなたは誕生の経緯が諸説あり、まだ研究が進んでいるとは言い切れない。そういった歴史を、なぎなたで戦ってきた北川さんだからこそ調査・研究できることもでてくるだろう。
 「あと、大学に入ったら、なぎなた以外のことも楽しみたいですね」。キャンパスライフを楽しむ北川さんも、きっと輝いている。