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2012年1月7日

女性機長を目指して  ―ジェイ・エア副操縦士 阿由葉ふゆのさん(28歳)―

「2012年・輝く人」
阿由葉ふゆのさん

愛称はキャシー。将来は「ママさん機長になりたい」

 昨年、日本航空グループのジェイ・エア(以下J-AIR)で、同社初の女性機長が誕生した。しかも初フライトは、日本で初めて「運航スタッフ全員女性」という便。その際に副操縦士を務めたのが、阿由葉ふゆのさんだ。
 「女性ばかりの便でしたが、普段とあまり変わりませんでした」。航空機内は比較的女性の多い職場。キャビンアテンダントは女性が多く、パイロットも女性機長1人(同社初、国内でも2人目)女性副操縦士は同社だけでも4人おり、機長や研修生も含めると6人、女性の仲間がいる。「それよりも、新たな女性機長が誕生したことが嬉しかったです」

 阿由葉さんがJ-AIRに入社したのは2008年。1年の訓練期間を経て副操縦士になった。フライト時間は2150時間。
「元々は獣医さんになりたかったんです。小学生の頃、動物のお医者さんのマンガが流行ってて、私も大好きでした。(マンガに登場する)大学に行きたかったくらいです」。しかし中学2年、14歳のときに転機が訪れる。
 「父の実家(ドイツ)へ行くときに(飛行機の)コックピットを見せてもらったんです。当時はフライト中でも頼めば見せてもらえましたから」。その時の感動が、今の道への方向転換となった。父親が航空マニアということも、少なからず影響している。「父はヘリコプター好きですが(父親は)私がうらやましいようで、時折『お前ばっかり(フライトできて)ズルい』って言われます」。
 機長になるためには飛行経験が必要なため、もう少し年数がかかるが「チャンスがあれば機長に昇格したいですね」。目指す機長像は?「先入観を持たず、みんなの意見をフラットに聞けるようになりたいです」。では、将来の夢は何だろうか。「お嫁さんになって、子どもを3人くらい出産して、定年まで事故なく迎えたいですね」。
 同僚同士仲が良く、「キャシー」の愛称で親しまれている阿由葉さん。好きな言葉は相田みつを氏の『美しいものを美しいといえるあなたが美しい』。これからも安全なフライトを、美しい心で提供していく。