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スポーツ

2012年1月12日

笑顔とガッツで全国制覇と第一志望の企業に内定!

尾田恵梨奈さん 
神戸大学海事科学部

全日本カッター競技大会で優勝・航海士の夢にも一歩前進

 今春、神戸大学海事科学部を卒業予定の尾田恵梨奈さんにとって、海は幼いころから特別な存在でした。
 母親の故郷・奄美大島に帰省するたびその美しさに魅了され、成長するにつれ『将来は海に関わる仕事に就きたい』との思いは強くなるばかり。ひょんなことから知った「航海士」(※1)という職業は、いつしか尾田さんにとって人生の大きな目標となっていました。
 夢への第一歩として神戸大学海事科学部に進んだ尾田さんは、カッター競技(※2)に出場する端艇(たんてい)部に入部します。男子チームは過去5度の全国優勝を飾るなど輝かしい伝統を誇りますが、尾田さんが入部した当時の女子チームは部員も少なく、「ほぼ休部に近い状態」(尾田さん)でした。自身も初めてオールを握るまったくのゼロからのスタートでしたが、厳しい環境が逆に持ち前の闘志に火を点けます。
 2回生から主将を務めた尾田さんのモットーは、「楽しくなければ部活じゃない」。辛い練習のときこそ笑顔を忘れず、「一番楽しんだ者が、最後に勝つ」と部員の志気を鼓舞し、チーム一丸となって猛練習に明け暮れました。
 努力の甲斐あってチームの実力はグングン上昇し、3回生のときには全国大会で入賞するほど力をつけます。そして4年間の部活動の集大成となる2011年5月に行われた全日本カッター競技大会では、見事、全国制覇を成し遂げました。

 就職活動では、第一志望だった商船三井の内定を得、あこがれの航海士に向け第一歩を踏み出すなど、社会人としても順風満帆の船出となる尾田さん。入社後はコンテナ船で世界中の港を巡りたいと瞳を輝かせる一方で、私生活でも大きな夢を抱いています。「いつかバックパッカーのようなスタイルで世界一周旅行をしてみたい。そして南極点に立っているという日本の国旗を、自分のこの目で確かめてみたい」。壮大なロマンのようですが、人一倍の努力と行動力によって次々と夢を叶えてきた尾田さんなら「きっと実現するだろう」と思わせる説得力に満ちています。
 「苦しいときや辛いときに、どれだけ笑えるかで勝負は決まる」。尾田さんの強い信念は、人生という大海原でも決して揺らぐことのない羅針盤として、これからも希望に満ちた航路を支え続けていきます。



※1
 航海士/船長(船の総責任者)が作成した運航計画に基づき、航海や荷役などの業務を滞りなく進めるため、甲板部の業務を指揮、もしくは自ら業務にあたる。

※2 カッター競技(女子)/全長約6mのカッター(船)に艇指揮と艇長と6人のこぎ手が乗船し、1000mのタイムを競う。