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トピックス

2012年1月17日

阪神・淡路大震災 鎮魂の思い・復興の願いを込めて

1.17KOBEに灯りをinながた実行委員会
実行委員長 和田幹司さん

市民手づくりの追悼行事 東日本大震災の被災者と手を取り合って前進を

 1995年1月17日午前5時46分に発生し、6000人を超える犠牲者を出した阪神・淡路大震災。なかでも兵庫県神戸市長田区は、建物の倒壊や火災など大きな被害を受けました。
 「1.17KOBEに灯りをinながた実行委員会」(和田幹司・実行委員長)は毎年1月17日、犠牲者への供養や思い出を語り継ぎ、復興への願いを込めた市民手づくりの追悼行事を1999年から続けています。
 新長田駅前広場(JR神戸線新長田駅南側)で行われる「1.17KOBEに灯りをinながた」では、区内外の保育園・小学校で手づくりした約1300個の灯ろうに火が灯されるほか、一人でも多くの人が参加しやすいように午後5時46分に黙祷が捧げられます。

 さらに今年は2011年3月11日に発生した東日本大震災の発生時刻の午後2時46分にも黙祷が行われます。その後、会場では地元中学校のコーラスグループが復興のシンボル曲『しあわせ運べるように』を合唱します。
 震災から17年を経て、長田区の若松公園には復興のシンボルとして神戸市出身の漫画家・横山光輝さんの代表作『鉄人28号』のモニュメントが設置されるなど、街は着実に歩みを進めていますが、和田さんは「震災を永遠に語り継ぐためにも、これからの取り組みがさらに大切になる」と表情を引き締めます。「1.17KOBEに灯りをinながた」に参加するボランティアも震災の記憶がない若者が増えている今、和田さんは「当時の被災地の様子を語り継ぎ、災害のときには地域のコミュニティがいかに大切かを伝え続けていきたい」と力を込めます。

1.17KOBEに灯りをinながた実行委員会 実行委員長 和田幹司さん

 また、和田さんは被災者の心のケアには常に誰かが寄り添い、声を掛け続けることが必要だとして、「東日本大震災で被害に遭われた方に対しても同じ被災者として、ずっと見守り励ましていきたい」と話します。
 この冬、東日本大震災の被災地・宮城県気仙沼市の中学生たちが長田区を訪れました。街のガイド役を務めた和田さんは、中学生たちに「阪神・淡路大震災は本当に辛い体験だったけれど、変わる自分も発見できた」と語りかけました。「わたしたちは、震災同窓生。復興まで道のりは遠いけれど、歯を食いしばって、また、笑顔も交換しながらお互い協力していきましょう。神戸にも友だちがいることを忘れないでください」




震災直後の長田区など被災地の様子を記録した和田さんの写真はインターネット「和田幹司 震災文庫」で閲覧できる