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2012年1月20日

これからも「紙芝居のオッチャン」でい続けたい -近藤博昭さん-(2)

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近藤博昭
一般社団法人 塩崎おとぎ紙芝居博物館

サラリーマン時代から始めて30余年。地元・池田を大切に、全国へも街頭紙芝居の楽しさ届ける

 「その頃の『春のフェスティバル』は、市民の文化団体が中心になって開催されてましたから、そこに声をかけ、やらせてもらったんです」。池田市内の公園でも、仕事が休みだった土曜・日曜に街頭紙芝居を行った。
 「始めの一歩を踏み出すのに勇気がいりましたね。でも、拍子木を叩いて公園近くを歩いて、子どもたちに声をかけていくと、集まってきてくれました」。子どもたちだけではなく、その保護者も近藤さんの街頭紙芝居を見にやってくるようになった。

 「『街頭紙芝居は古臭い』という方もいらっしゃいますが、昔のものだから見向きもされない、ということはありません。色合いや物語が今見ないものだから、逆に新鮮なんですね。『初めて見た』という感動を持ってくれて、ちゃんと見てくれます。それに、今の子どもたちも幼稚園や図書館などで紙芝居を見ていますから入りやすいですし、印刷の紙芝居と違って街頭紙芝居は手書きですから、原画の迫力が違います」。

 現在、近藤さんは一般社団法人「塩崎おとぎ紙芝居博物館」に理事として在籍。残念ながら、ここ数年は防犯上の問題などで公園での定期的な街頭紙芝居はやっていないが、子ども会や学校、老人会、同財団のイベントなど、池田市内はもとより全国各地で街頭紙芝居を行っている。
 「街頭紙芝居には勧善懲悪のものが多くあります。弱っている人、困っている人を助け、悪いことは悪いと伝えていく。教育ではなく遊びのなかで、理屈抜きでそういったことを感じ取ってもらえたらと思っています」。デジタル化をして原画の保存を行うなど、街頭紙芝居を後世に残していきたい、とも考えている。
 「将来的には、資料館的なものではなく『あそこに行ったら紙芝居やってるで!』と、子どもたちの陽だまりになるような紙芝居小屋を作れたらいいなぁとも思っています。時代の流れに対応しつつ、これからもずーっと『紙芝居のオッチャン』をやっていきたいですね」。   




これからも「紙芝居のオッチャン」でい続けたい<1>
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