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トピックス

2012年1月29日

若草山山焼き 新春を呼ぶ炎の祭礼に18万人

1月28日 奈良市

 古都奈良の風物詩、新春を告げる若草山の山焼きが1月28日に行われた。厳しい寒さの中、18万人の人出があり、多くの観光客が麓から燃え広がる炎に見入った。山焼きに先立ち上げられる恒例の花火は、今年は東日本大震災と台風12号の被災地の復興を祈念して、約600発が打ち上げられた。

 行事は神火が運ばれるところから始まる。春日大社から聖火行列によって運ばれた神火は、山の裾野の北側にある野上神社で松明に移され、春日大社の神官により山焼きの無事を祈る祭典が行われる。次に春日大社、興福寺、東大寺の三社寺により、背丈を超えるほどの大松明に移され山へと運ばれ、ラッパの号令で消防分団の300人が約33ヘクタール、周囲3800メートルの草山に一斉に点火。火は勢いよく頂上に向かって燃え広がり、山全体を明るく照らした。

 山焼きの炎は奈良市内や大和郡山市、生駒山上など各地から見ることができる。奈良市在住の記者も毎年遠望していたが、麓まで足を運んだのは初めて。改めて、山焼きが壮大な炎の祭礼であると実感した。

 当日は、若草山の麓の会場で鹿せんべいの飛距離を競い合う「鹿せんべいとばし大会」や台風12号の被災地である奈良県南部の吉野郡4町村の観光協会による「奈良あったか汁もん市」が開催され盛り上がった。