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シネマ365日

2012年2月14日

アンブレイカブル (2000年 サスペンス映画)

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監督 M・ナイト・シャマラン
出演 ブルース・ウィリス/サミュエル・L・ジャクソン

コミックの発想と結末

 ナイト・シャマランって監督、聞いたことありますよね。そう。大ヒットした「シックス・センス」を撮ったときが弱冠29歳。その後「サイン」「ヴィレッジ」とサスペンスもの一直線(「エアベンダー」のような映画もありましたけど)。本作も二転、三転、意表をついた展開みせてくれます
▼フィラデルフィアで130人もの列車事故があり、乗員・乗客が全員死亡、いやたった一人で生存者がいた。その男はデヴィッド(ブルース・ウィリス)。かすり傷ひとつ負っていない。ある日イライジャ(サミュエル・ジャクソン)と名乗る男が現れ、デヴィッドこそ不滅の肉体をもつ者(アンブレイカブル)だと告げる。決して死ぬことのない肉体は、弱き者を守るために与えられた証だ、というイライジャの言葉に、デヴィッドはとまどいながらも思い当たる
▼イライジャは骨形成不全症という病気で、ちょっとしたことにも骨折し今まで体中の骨を折っている。このようにもろい肉体の対極に位置する、堅固な肉体の持ち主がいるはずだという発想から、かれは「アンブレイカブル」の存在を信じ、探していた。イライジャの言葉に反発しながらも、デヴィドは自分の能力に気づく。まったく手がかりのないところから少女暴行監禁犯を探知したり、驚異的な筋力を発揮したり、それに子供のころから病気や怪我をしたことがなかった。デヴィッドは自分の能力を発揮し、街は犯罪者をつきとめては姿を消す謎の男「アンブレイカブル」でもちきりになる。自信をもったデヴィッドは、感謝を伝えるため、イライジャの家を訪れる。そこに無数のコミックとともに、イライジャの犯罪を暴く一連の証拠をみて、デヴィッドは真相に気づく
▼本作のなかにはいくつかのオマージュがつめこまれているが、その一つはウィリスが警備員になること。「ダイハード3」でマクレーンの上司が「マクレーンは警察をお払い箱になって、警備員にでもなる予定だ」といっている。そこでちゃんと警備員にさせたわけ。自分の監督作に出演するのはヒッチコックが有名だが、シャラマン監督もすぐ顔をみせたがる。スタジアムの屋外でドラッグをさばく人物がそれだ
▼シャマラン監督はコミックのコマ割りを意識してシーンをつくったというくらいだ。突拍子もない発想は面白いが、結末は唐突感が否めない。コミック的だから、それでいいといえばいいのだろうけど。

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