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シネマ365日

2012年2月17日

ブリジット・ジョーンズの日記 (2001 コメディ映画)

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監督 シャロン・マグワイア
出演 レネ・ゼルヴィガー/ヒュー・グラント/コリン・ファース

ハムみたいなゼルヴィガー好演

 本作に先立つこと5年、レネ・ゼルヴィガーは「ザ・エージェント」でトム・クルーズと共演し注目された。が、なんといってもブレイクは本作だろう。シャロン・マグワイア初の劇場長編は賛否両論だった。「ブリジットが健気だ。プラス思考がいい」「太めで意志の弱い自分を楽しむユーモアに救われる」「一生懸命が立派だ」以上が賛。非は「ヒロインが暑苦しい」「下半身だけでストーリーを引っ張る質の悪さ」「ブリジットは超ラッキーガールを夢見るだけ」まったく好き好きですね
▼駄作だという人案外多いです。だけどたとえそうであっても「そう目くじらたてなくてもいいじゃン」と言ってあげたくなるところが本作にはある、つまり可愛げがある、という感じなのですね。暑苦しいとか、ハムみたいとかいわれながらも、太い足でミニスカートをはくブリジットのため、13キロも体重を増やして役作りした、ゼルヴィガーの好演だと思いますよ
▼ブリジットは32歳のシングルトン(一人で立派にいきていける独身)。ロンドンはノッティング・ヒルに住み、ダイエットと恋愛が最大の関心事。酒とタバコをやめ10キロ減量し、きっといい男をみつけると日記に書く。さびしい夜は「オール・アバウト・マイセルフ」ひとりでカラオケにひたる。出版社に勤め上司(H・グラント)と恋に落ちるがしっかり裏切られ、幼馴染みの弁護士(C・ファレル)とパーティで出会う。トナカイの刺繍柄のセーターを着て現れた彼に、ブリジットは幻滅
▼ブリジットの友達はゲイや編集者の同僚やら。いつも集まりワインをあけタバコをふかし陽気に語る、彼らは露悪的だがひとつも無理がなく、おしつけがましい生き方でもない、このへんが観客にとってしんどくないところだと思うのです。ブリジットの上司が「ありのままの君が好きなのだ」というのはいかにもご都合主義で笑ってしまうのですが、友人らとブリジットの関係は「100%ありのまま」のお互いを受け入れあう。いい雰囲気が観客に伝わります
▼ありふれたラブコメですが、女にひとつも抵抗のない空気をスクリーンに醸しだす、という点で女性監督のシャロン・マグワイアは意外ときめ細かいつくりこみをしています。ブリジットの三枚目がちょっとおおげさかもしれないけど、ま、いいじゃない。

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