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2012年2月13日

日本脳炎の予防接種、受けましたか?

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平成7年6月1日~平成19年4月1日生まれの方、早めの接種を

 平成17年5月、厚生労働省は日本脳炎ワクチン接種の積極的勧奨を差し控えるよう、関係機関に勧告した。科学的因果関係は不明だったものの、同ワクチンを接種した後に重症ADEM(急性散在性脳髄炎症)を発症した事例があったからだ。このため、定期接種のひとつではあったものの、接種を避けた人も少なくないだろう。
 その後、平成21年に新たなワクチンが開発され、平成22年に厚生労働省が再び「積極的に勧奨すべき」としたため、現在は接種を受けさせる保護者も増えただろうが、積極的勧奨を差し控えられていた4年間で予防接種を受けていない人への特例措置も昨年の5月から取られている。具体的には、平成7年6月1日~平成19年4月1日生まれで未接種の人は、6カ月~20歳未満の間、いつでも日本脳炎の定期予防接種を受けることができるようになったのだ。
 では、新たなワクチンは接種した方が良いのだろうか。てらかたクリニック(奈良県磯城郡田原本町)の院長・寺方聡一さんによると「私は感染が専門ではありませんが、(新しいワクチンは)より安全性が高まり、安全が確認できたから、再び積極的に勧奨されるようになったのだと思われます」。また、「接種の判断は基本的に本人や親御さんにして頂いています。ただ『接種した方がいいのか?』と聞かれた場合、『僕の息子は接種しています』とお答えしていますし、特殊な場合を除いて接種は受けられます」。
 なお、日本脳炎のウイルスは現在でも極東や東南アジア、南アジアなど広範囲に分布。世界的には年間3~4万人の発症が報告されている。「(発症数の多い国や地域へ)海外旅行される際、(未接種の該当者は)受けておいた方が安心でしょう」。また、日本国内ではワクチンの定期接種により流行は阻止されているが、日本脳炎ウイルスを持った蚊(感染の媒介となる)は発生しており、国内でも感染の機会はなくなっていない。極僅かではあるものの発症例も報告されており、患者の多くは予防接種を受けていなかったそうだ。
 日本脳炎は感染・発症すると対処療法しかなく、予後も重い。もし、まだ未接種であれば、かかりつけ医にご相談を。

 定期接種…国が病気の種類や接種時期を決めている予防接種のこと。「勧奨する予防接種」とされており、費用は基本的に公費負担、つまり無料で受けられる。ただし義務ではなく、国や自治体の情報などから、子どもに接種を受けさせるか否かは保護者が判断できる。日本脳炎ワクチンのほか、BCGやポリオワクチンなどが該当する

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