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2012年2月23日

ワクチンで子宮頸がんを予防しよう

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20~30代の若い女性に増えている子宮頸がん

 まだまだ知られていないのが現状の「子宮頸がん」。女性なら誰でもかかる可能性のある病気です。女性特有のがんとしては、乳がんについで罹患率が高く、20~30代のがんでは第一位となっています。
 日本では、毎年約10000人もの人が新たに子宮頸がんにかかり、約3500人が亡くなっています。これは、一日に約10人が亡くなっているという計算。若いから大丈夫、ではないのが子宮頸がんなのです。

 今回、この子宮頸がんについて『奥野病院レディースセンター』の篠原先生にお話しを伺いました。
 先生、子宮頸がんってどんな病気ですか?
 「子宮頸がんは、子宮の入り口で発生し、その主な原因は『ヒトパピローマウイルス(HPV・特に16型と18型)』の感染です。性交渉の経験がある女性の8割は、50歳までに感染します」と篠原先生。「本来なら、免疫力で排除されるウイルスですが、その機能がうまく働かず感染が続いた場合、ガン細胞が発生・進行することがあります。」
 症状は、生理に関係ない出血・性交渉時の出血・異常なおりもの・下腹部の痛みなど。
 「早期発見であれば、子宮も温存でき出産も可能です。とにかく早く見つかれば治るのが子宮頸がん。だから、一刻も早く知ってもらいたいです」と篠原先生は力強く訴えます。

子宮頸がんは、ワクチンと検診で予防できます

 前述のように、原因は性交渉などによるウイルス。ならば、早いうちにワクチンを接種することが、何よりの予防策です。
 昨年、国からの補助金制度によりワクチンの予約が需要を上回り、一時は品切れ状態のこともありましたが、「新薬も開発され、当院でも十分に用意できています」とのこと。
 
 ワクチンは、十分な予防効果を得るため、必ず同じ種類のものを、半年間に3回接種する必要があります。また、性交渉の経験があっても、未感染への有効性や再感染の予防にもつながります。同院では「来院された方には、十分なご説明の上、次回の予約を取っていただくなど「必ず3回」をお約束いただけるよう心掛けています。」
 備えあれば憂いなし、のワクチンだが「もちろん100%予防できるということではないので、定期検診と併せて診ていくのが大切です」といいます。

定期的な検診が大切 補助やクーポンで気軽に受診を

 ワクチンと共に重要な定期検診。「子宮頸がんに限ったことではありませんが、かゆみやハレなど、軽い症状でも病気が見つかる場合があります。」と、篠原先生は、丁寧な問診を心掛けているとのことです。「自治体によって補助がありますし、大阪市なら、検診のクーポンなどもあり、負担が少ない検診を受けられます。実際、当院でもクーポンを持って親子連れの方やお一人でも来院されていますよ。」
 患者としては、先生のような同性のお医者さんに診ていただくのも安心です。「婦人科は、普段なかなか行きにくい所かもしれませんが、ご自分の大切な体のことをしっかり知るためにも、ぜひ定期検診(できれば1年に一度)を受けていただきたいですね」

 次の命を育む、大切な女性の体。自分しか守れない体を、この機会にぜひとも見直してみませんか。

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