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2012年2月24日

茶道を通じて「礼」を学ぶ ―大阪経済大学芸術会 茶道部 和経会―

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大阪経済大学芸術会 茶道部 和経会

ほとんどの部員が初心者からスタート。仲間の大切さ学ぶ

 大阪経済大学の芸術会に所属している「和経会」は、創部して半世紀近い歴史を持つ伝統ある茶道部。同部外部顧問・中島宗里氏などから裏千家の教えを師事され、年に1回行っている単独茶会では先生や歴代の部員たち、他大学の茶道部員の前でお点前を披露する。第49代部長で経済学科2回生の吉元将貴さんに話を聞いた。
 「OBには70代の方もいらっしゃいます。そういった諸先輩方や先生方の前でお点前を披露させていただく際には、やはり緊張します」。しかも、部員たちのほとんどは大学に入るまで茶道経験のない学生。「僕も中学・高校とバスケ部でした。ただ、高校の文化祭の時に(高校の)茶道部を見学して『面白そうだな』と思ったのが、最初のきっかけでした」。
 吉元さんの場合、通学に時間がかかることもあり、体育会系ではなく文化系のサークルに入ろうと、茶道部を選んだ。「部室にある過去の写真を収めたアルバムを見て、これは面白そうだと思ったんです」。
 年に2回、部員全員でラーメン屋を食べ歩くイベントを開催。芸術会主催のソフトボール大会などもあり、文化系というよりは体育会系のノリが感じられた。そのためか、吉元さんと同学年の男子部員は全員、体育会系の部活出身。また、全学年を通して男女比率も概ね半々。「他の大学の茶道部から『男子が多い』と驚かれますね」。楽しそうな雰囲気に惹かれて入る部員が多い証拠かもしれない。

 ただし、当然のことながら稽古は厳しい。「とくに夏の合宿はみっちり稽古します。(お茶をたてる時だけではなく)朝起きて食事をするところから就寝まで、すべてが『茶事』です」。取材中も、正座のまま身じろぎ一つしない。記者はたまらず足を崩したが「夏合宿で慣れました」。姿勢も良く、受け答えの一つひとつも付け焼刃ではない落ち着きがある。
 「先生方や諸先輩方から教えを受けることや接する機会も多く、礼儀作法や人とのつながりの大切さを学びました。精神的にも落ち着きましたね」。また、体育会系とは違った『仲間の大切さ』を実感した。「準備してくれる人がいるからこそ、お茶をたてることができる。ひとりではできないんです。そういった面でも、考え方が変わりました」。
 仲間や先輩、先生など、多くの人とつながり、自分自身を成長させていく。その一方で、地域との交流も深めている。
 「毎年1月には近くの大阪市立大隅西小学校で行われる『ふれあいフェスタ』でお茶とお茶菓子をお配りしています。小学校や地域の方々と連携がとれ、とても良い経験になっています」。今年も開催を予定し、準備を進めていたが、インフルエンザの流行により「ふれあいフェスタ」そのものが中止。残念ではあるが、3月には尼崎にある熊野神社で『梅祭り茶会』を開催する。こちらも毎年行っており、訪れた近隣の人や観光客にお茶とお茶菓子を振る舞っている。
 「地域の方々に楽しんで頂ければと思っています。(災害や不景気など)いろんなことがありますが、お茶で一息ついて頂けたら、嬉しいです」。
 開催は3月4日(日)。午前中から始まり、15時頃までを予定している。神社へお参りがてら、梅を愛でつつ、早春の風と抹茶の味を楽しまれてはいかがだろうか。

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