女を楽しくするニュースサイト「ウーマンライフ WEB 版」

  • facebook
  • twitter
  • line
  • rss

トピックス

2012年2月23日

姫路・城下町の町家カフェから広がる新たなにぎわい

Pocket
LINEで送る

町家カフェ しょうあん
代表 橋本悠子さん

明治時代に建築された古民家を再生しくつろぎと地域コミュニティの拠点に

 世界遺産・姫路城の歴史ある城下町の街並みを活かし、地域の活性化を図るさまざまな取り組みが行われています。明治時代に建てられた古民家を再生した町屋カフェ「しょうあん」(兵庫県姫路市材木町)もその一つ。代表の橋本悠子さんは、「昔の木や人の温もりが残る街並みを大切に守り、新しい姫路の魅力を発信していきたい」と話しています。

 しょうあんは元々、姫路市内や播磨地域に残る町家の魅力を活かし、活気ある地域社会の創造などを目指す「姫路・町家再生塾」(主宰/志賀咲穂・兵庫県立大学環境人間学部教授)の活動拠点でした。
 2008年春に開かれた姫路菓子博の期間中は、町家カフェとして営業し、城下町の古民家らしい落ち着いた雰囲気が好評でした。菓子博終了後も「営業を続けてほしい」との多くの声が寄せられ、同年10月、常設店としてオープンしました。

 古い街並みが残る一角にたたずむ同店は、外観・内装ともに創建当時とほとんど変わらないたたずまい。階段下の空間を利用したタンスや小さな坪庭などがそのまま残され、「田舎のおばあちゃんの家に帰ってきたような懐かしさ」(橋本さん)に浸ることができます。
 特に二階は畳敷きの大広間が広がり、自然の風が吹き抜ける室内は、蒸し暑い日本の夏に適した知恵と技術の高さが実感できます。

 店内では地元産の野菜をたっぷり使ったランチ(900円、火~金曜、1日15食限定)や添加物を含まない菓子などの販売のほか、健康セミナーや寄席・コンサートなども開催し、地域コミュニティーの拠点としての役割も担っています。
 橋本さんによれば姫路城周辺には、古い街並みの残る地域が3カ所(野里・船場・男山)あり、「将来的には、それぞれの地域を巡るまち歩きツアーなども計画したい」と夢を描いています。


 現在、姫路城では大天守保存修理が行われていますが、2014(平成26)年春には城を覆う素屋根が取り除かれ、再び偉容を現わします。「姫路城を眺めながら町家がたたずむ城下町を散策する。そんな日が一日も早く来ればいいですね」にっこり微笑む橋本さんの瞳には、多くの人たちが行き交う姫路の街のにぎわいが浮かんでいるようです。

Pocket
LINEで送る