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教育

2012年2月29日

週末は「いましろ大王の杜」に行こう! ―今城塚古代歴史館―

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いましろ大王の杜

全国で唯一、古墳内が散策できる大王墓

 関西は古墳が非常に多い地域。大阪でも世界遺産を目指す百舌鳥・古市古墳群など世界的に貴重な古墳が数多く存在し、北摂地域にも中臣鎌足が眠ると考えられる阿武山古墳など歴史的に重要な意味を持つ古墳が少なくない。
 そのひとつ、天皇陵の可能性がある今城塚古墳の普及・啓発を行っているのが、同古墳を整備して作られた古墳公園「いましろ大王の杜」内にある今城塚古代歴史館だ。今城塚古墳は継体大王(第26代継体天皇)の古墳である可能性が非常に高く、地域や歴史上重要な古墳であるため、発掘・調査が昨年末まで10年以上実施されていた※1
 同歴史館の学芸員・今西康宏さんによると「今城塚古墳は6世紀前半に作られた古墳としては国内最大級です。また、大王(天皇)の陵の可能性がある古墳としては全国で唯一、墳丘に登ることができます」。墳丘から内濠、外濠まで、古墳そのものが復元されており、高槻のシンボルでもある埴輪も、継体大王が没した際に祭祀が行われたと考えられる埴輪祭祀場や、同歴史館館内で多数展示されている。中には国内最大の家形埴輪や、かわいらしい動物、現代の力士のような埴輪まである。これらを復元できたのも、徹底的な発掘・調査のたまものだ。

 また、同歴史館の常設展示には今城塚古墳や周囲の古墳などから出土した古代の生活用品や武器・武具、継体大王が葬られた可能性のある棺や甲冑といったものが並び、古墳も含め、レプリカだけではなく、多くの『本物』も観ることができる。開館した昨年4月から季節ごとに企画展も開催しており、継体大王が生きた時代やその前後にまつわる時代の貴重な資料を展示してきた。
 「常設展は無料でご覧いただけます。また、勾玉づくりはなどの体験教室(有料)は体験学習室で毎日行っていますし、春の特別展※2では古代銭づくりや古代かぶとをつくる体験教室(有料)も開催します」。まもなく春休み。家族ででかける場として、古代を楽しみながら学べるいい機会になりそうだ。
「古墳のジオラマや、石棺などの実物大模型もあります。貴重な展示物はもちろん、実際の大きさ、巨大さを知って頂くことで、お子さんにも驚きや感動があると思いますし、歴史に興味を持たれるきっかけになると思います。ぜひ一度来場して頂き、楽しんで頂きたいですね」。

※1
通常、天皇陵は発掘・調査などが厳しく制限されている。今城塚古墳の場合、太田茶臼山古墳(茨木市)が継体天皇の陵墓に指定されているため、発掘・調査が実現した

※2
『阿武山古墳と牽牛子塚―飛鳥を生きた貴人たち―』
開催期間は3月17日(土)から5月13日(日)まで。
入場料は一般200円、小中学生100円。
体験教室は別途料金がある場合も。
詳しくは今城塚古代歴史館のホームページ参照

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