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2012年3月4日

私たちの3.11 ―豊中市社会福祉協議会が被災者の体験談まとめた冊子を販売(2)―

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私たちができること、私たちが学ぶことも

 豊中市社会福祉協議会では、豊中市に避難してきた人たちへのきめ細かい支援を現在も継続中だ。参事兼地域福祉課長であり、避難者支援を担当している勝部麗子さんによると「避難されてきた方々の交流会を定期的に開催しているほか、復興支援バザーと被災地の物産展も行いました」。原発の補償請求について、弁護士などの専門家を招き、避難者たちと勉強会も開いている。「今後も、こうした活動を継続し、精神的な支えになれればと考えています」。

 また、避難してきた人たちから学ぶことも多いと言う。「被災された地域は津波を想定した避難訓練などを多く実施されていました。私たち豊中市でも、避難訓練の重要性を感じ、市の福祉施設における訓練や、いざという時に避難所がちゃんと運営できる確認するなど、被災者に心を寄せながら自分たちも(災害時の対応を)学んでいます」。冊子のなかでも、避難者たちが実際に体験し、感じた日頃の備えが語られている。また、震災当日、どういった状況に追い込まれたか知ることによって、私たちの日頃の備え方を見直すきっかけになるだろう。
 「被災された方たちは、何年経ったら復興できるのかわからない、あの日がなければ普通の生活ができたのにという思いの中で、立ち向かっています。そういった状況で(被災者は)日本全国からエールを送られることが勇気になると仰っています。みんなで支え続けることが大切だと、強く感じました。また、私たちもいつ、災害に遭うかわかりません。自分たちは何をできるのか、何をしておくべきなのか。災害を忘れないようにしなければならないと思います」。冊子を通じ、被災者を支え、自分の生活を改めて見つめ直す機会にしてほしい。そんな思いが強く伝わってきた。

なお、『私たちの3.11 豊中に避難してきた人たちの東日本大震災』(800円)の収益金はすべて義捐金として、被災地の復興に役立てられる。

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