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2012年3月8日

「竹姫納豆」で大東をもっと知ってほしい ―小金屋食品―

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小金屋食品
竹姫納豆

大東産の竹を使用した納豆、人気です

 大東市にある小金屋食品は納豆製造業一筋。国産大豆と天然の納豆菌、そして手作りにこだわってきた。代表取締役の吉田美恵子さんによると「(先代で創業者の)父が山形出身で、納豆は身近な物でしたし、何より納豆が大好きでした。その山形納豆を関西で唯一作っていた納豆製造会社に丁稚として入り、1967年に独立しました」。
 近年でこそ関西の小売店でも納豆は並んでいるが、当時は納豆不毛地帯と言えるほど、納豆は不人気。しかも、東北出身者は関西よりも関東、東京に上京するケースがほとんど。なぜ大阪だったのか。「商売の本場である大阪で納豆を売りたい、勝負したいと考えたようです」。

 それから約半世紀。今では全国的にも数少ない稲わらを使用した納豆「なにわら納豆」を作るなど、父のこだわりを引継ぎつつ、納豆本来の美味しさを大阪はもとより、関西の食卓に提供し続けている。「大豆を水につける『浸漬』という作業の長さを調節するなど、季節によって作業工程を変えています。現在は(吉田さんも含めて)5人の女性だけで作っています。女性目線、母親目線で作っていますから、品質管理も徹底しています。安全で安心な納豆をお届けしたいですからね」。
 そのこだわりが人気を呼び、大阪市内などで行われるイベントでは「なにわら納豆」を筆頭に同社の納豆は人気。リピーターも多い。だが、そのイベントで驚いたことがある。
 「皆さん、大東市のことを知らないんですよ」。納豆を作っている会社と言うと、茨城県の水戸から来たのかと質問されることが多い。そこで「『大東市で作ってます』と伝えると『大東市ってどこ?』『大阪にあるの?』という言葉が返ってきます。大東出身者としては驚きでしたね」。もっと大東市を知ってほしい。アピールしたい。そう思っていたとき、大東市内で活動しているNPO法人環境デザイン・エキスパーツ・ネットワークが行っている チクリンチック を知る。

 「大東市にある飯盛山で竹が採れていると聞きまして、それを使わせてもらえないかなと思ったんです」。大東産の竹を使った商品を考案したい。同NPOに働きかけ、チクリンチックに携わっていた大阪産業大学の学生も加わり、産・学・民の共同で新商品を開発。それが「だいとううまれ 竹姫納豆」(90g・500円)だ。
 「竹は孟宗竹と真竹の二種類、大豆も数種を使って試作品を作りました。どれがどの竹と大豆で作ったかわからないようにして、みんなで試食しました」。国産大豆と大東産の竹、それに「なにわら納豆」を作った際に出る納豆菌のエキスを使い、試作を繰り返して「竹姫納豆」は誕生。以後、イベント出店などで知名度を上げている。
 「始めは珍しくて購入されるお客さんが多かったのですが、最近ではリピーターの方が増えてきました」。90gで500円と、通常の納豆よりも高め。だが、ふっくらとした豆の食感と糸のひきの良さが好評で、イヤな『納豆臭さ』はなく、ほのかに香る竹の香りと納豆の風味が見事に調和。月に1度の贅沢として購入する人が多いのだそうだ。
 「すべてが手作りですし、竹の数にも限りがありますから、今まではイベントや(小金屋食品にある)直売所だけで販売していました。でも、(春頃を目途に)ネット上での販売も開始する予定です。ぜひ、大東市生まれの『竹姫納豆』を食べてみてください」。
 食べてみなければ、このおいしさは伝わらない。納豆を敬遠されている人でも、これなら食べられるはず。一度、食してみては?

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