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2012年3月9日

あのふなずしがお菓子に? 1400年の伝統がパイに!

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栗東市 石山寺・山門前 至誠庵 女将

「それにしても皆さん、臭い、臭いって言うものだから」

 紫式部ゆかりの花の寺・石山寺の山門前で湖国名物・ふなずしを製造販売する老舗の女将が開発した「ふなずしパイ」が評判です。嫁いで20年、臭い臭いと言われながらも、独特のにおいと酸味があるふなずしの奥深い味わいにすっかり魅了され、伝統の味を広く伝えたい、初めての人や子どもさんにも気軽にたべて欲しいという思いからお菓子にすることを思いついたのです。

 試作品ができると、まずは小学生だった二人の息子に食べさせました。それまでふなずしが食べられなかったのに美味しいと喜び、ふなずしも食べられるように。子どもや嫌いな人に食べて欲しいという思いが、まず身内から叶ったのです。ふなずしは息子たちの大好物になり、中・高生になると家業を手伝うようにもなりました。長男は将来のことを考えて大学の経営学部に進学するなど、頼もしく育ちました。

発酵食の元祖・ふなずしは体にいいことばかり!

 嫁ぐまではその存在を知らなかったという新妻に、お姑さんが「これ食べてみ」。出されたふなずしを食べても、美味しいとも、まずいとも思わなかったそうですが、変わらないその表情をみて「その顔やったら大丈夫」。そして今、女将もふなずしを求めるお客様には「少し味見してもらって、受け付けないか、何ともないか、美味しいのか」を表情から見定めます。折角だから最後まで美味しく召し上がっていただきたいので、無理に勧めることはないそうです。

 ふなずしは今話題の発酵食の元祖。「嫌われ者のようにいわれますが、体にいいことがいっぱいあるんです。お腹を整えたり、血圧をさげたり、疲労回復や貧血、美肌にも!食べ方も酒の肴に、ご飯のお供に、クラッカーにのせて洋風にと様々に楽しめます」。
 1400年もの歴史があり、古くは明智光秀や織田信長も食したと文献が残っているふなずし。脈々と続く湖国の文化に携わり、自分も少しは役に立てたかなとほっとしながらも、伝統の味を守り広げるため、今日も笑顔で店頭に立っています。

※ふなずしパイは至誠庵、道の駅グリーンプラザからすまで販売。
 インターネットからも受付

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