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2012年3月22日

毛糸の衣類、編んで被災者へ  ―交野市身体障がい者福祉会―

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まだまだ寒い被災地へ暖かさを届けたい。自分たちの思い、形にする

 交野市身体障がい者福祉会では、自分たちで編んだ毛糸の靴下やマフラー、帽子などを東日本大震災の被災地へ送る活動を続けている。同会の橘順一会長と、その妻の美緒子さん、同会賛助会員の吉川佐喜子さんに話を聞いた。
 「被災地の様子をテレビで見たら雪が降って、それはもう寒そうで。何かできないかなと思って、会長と奥さんに(手編みのものを送ってみようと)声をかけたんです」(吉川さん)。


 元々、交野市身体障がい者福祉会では、被災した宮城県東松山市にある障がい者授産施設「ぎんの星」と交流を続けていた。「毎年年末、会員にプレゼントをしているのですが、今年は『ぎんの星』で加工されたしいたけを贈りました」(橘会長)。授産施設は高台にあるため津波の被害は免れたが、家が流された職員や施設利用者は多かった。また、施設でしいたけを加工しても、被災地では購入してくれる人がいない。それならば自分たちがと、会員350人に渡すプレゼント用に購入した。

 「思いは形にしないと。自分たちにできることをやっていこうと思っています」(橘会長)。吉川さんから手編みの靴下などを作って送りたいと相談を受けた時も「(橘会長や美緒子さんは)『それはいいね!』と、すぐに始めることになりました」(吉川さん)。準備期間は1週間。美緒子さんと吉川さんの2人で自前の毛糸を使い作り始めた。靴下20足とマフラー14本。美緒子さんが吉川さんに編み方を教え、おしゃべりしながら作り上げた。それらを第一弾として被災地へ。
 「お礼の電話やお手紙を頂きました。現地はマイナス6度だと聞き、改めて寒いんだなぁと感じました」(橘会長)「喜んでいただけると『またやろう!』って気になりますよね」(吉川さん)。2人で始めた活動は徐々に広がりを見せ、第二弾もすでに現地へ届けている。「私は地域の老人会女性部にも所属しているので、そちらでも編もうと声をかけています。参加して下さる方も増えてきてるんですよ」(吉川さん)「市の聴覚障がい者の会にもお声がけしています。もっと広めて、息の長い活動にしたいですね」(美緒子さん)「何かしたいけど何をしていいかわからない方は多いと思います。まずは自分ができることを、楽しんでやる。楽しくないと続きませんから」(橘会長)。

 みんなで毛糸を持ち寄り、できる人に習いながらおしゃべりしつつ、これからも被災地へ向け、自分たちの思いを編んでいく。

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