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2012年3月23日

里山を再生して、枚方の地場産業を  ―尊延寺の自然を守る会―

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尊延寺の自然を守る会
里山を再生して、枚方の地場産業を(1)の続き

地元住民みんなで活動できる日を願って

 8か所のフィールドで活動を続ける「尊延寺の自然を守る会」。しかし、一度再生しても継続して活動しなければ、再び荒れた里山に戻ってしまう。そうならないために、同会代表の稲森郁子さんは地場産業の提案をしようと考えている。
 「能勢に里山の再生をされている方がいらっしゃるんですが、その方は里山でニホンミツバチのハチミツを作り、地域ブランドとして売り出しているんですね。それを(尊延寺地区でも)やりたいと考えています」。
 ニホンミツバチは西洋ミツバチと違い、巣箱(左上写真)を置いておくだけで良い。「里山に生息している(野生の)ニホンミツバチが巣箱に入り、巣を作ってくれます(右下写真)」。設置している巣箱は全部で5つ。そのうち、昨年は3つの巣箱にニホンミツバチが入った。「すべての巣箱に入るわけではありませんし、一度入っても居心地が悪ければ出て行ってしまうこともあります。入居者募集中といったところですね」。

 昨年は残念ながらスズメバチに荒らされ、2つの巣箱からは採蜜できなかったが「西洋ミツバチと違い、ニホンミツバチは同じ巣箱のミツバチでも周囲にあるいろんな花から蜜を集めてきます。だから、地域の味、地域のブランドになります。それに(養蜂ではなく)巣箱を置くだけで、あとは(時季がきたら)採蜜するだけですから、作業も難しくありません」。
 同会では各フィールドで別々の活動を展開しており、ブルーベリーを育てている里山もある。「ブルーベリーは低木で、虫がつきにくい植物ですから、他の果物と比べて背の高くない方でも収穫しやすく、育てるのもあまり手間がかかりません」。里山の所有者が収穫しきれない場合でも、みかん狩りやいちご狩りのように集客することが可能だ。
 「いずれもまだまだこれからですが、これらが地場産業になって収益につながれば、里山にも手が入り、保全につながります。地域の皆さんと一緒に里山を守るためにも、早く提案できるところまでいきたいですね」。

 里山は住む人たちに自然の恵みをもたらしていた。再生された里山で地場産業を目指すのは、正しい里山の活用法だろう。今日も稲森さんたちは、きれいになった里山で汗を流している。


(了)




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