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シネマ365日

2012年4月16日

パッセンジャーズ (2008年 サスペンス映画)

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監督 ロドリゴ・ガルシア
出演 アン・ハサウェイ/パトリック・ウィルソン

 セラピストのドクター・サマーズ(アン・ハサウェイ)は恩師から、ある飛行機事故で生存した5人の患者を受け持つよう言われる。彼らは記憶をなくし事故の重いトラウマを持っていた。グループカウンセリングを開きながら、サマーズは患者の記憶を解きほぐしていくが、生存者の1人エリック(パトリック・ウィルソン)は個人的に、自宅でのカウンセリングを希望した▼カウンセリングが進むうち、サマーズは奇妙な食い違いに気づく。患者たちの記憶にある目撃証言と、飛行機会社の公式発表にズレがあるのだ。それを確かめようとすると患者たちが1人、2人と姿を消す。エリックは精神が不安定で躁鬱状態に陥り、サマーズは振り回されるが、なにかを知っているにちがいないエリックの言動にだんだんドクターという立場を離れて深入りしていく。事故はいつどのように起こったのか。それを見た5人は記憶がもどって証言しようとするたびなぜカウンセリングに来なくなるのか▼五里霧中に陥ったサマーズは、生存者の一人の発言から、事故は飛行機会社の過失であり、証拠隠蔽のため生存者の口封じを目的として消していっているのではないかという壁にぶつかる…アン・ハサウェイは「プリティ・プリンセス」のシンデレラ・ストーリー後遺症というか、優等生イメージが尾をひいて低迷していましたが「プラダを着た悪魔」で、メリル・ストリープの鬼編集長のもと、カツと刺激を得たように復活、「アリス・イン・ワンダーランド」では意地悪の「赤の女王」(まさに適役のヘレナ・ボナム・カーター)の向こうを張る「白の女王」で善戦しました▼ロドリゴ・カルシア監督の作品は少ないですが代表作はこれ「彼女をみればわかること」そうそうたる女優陣が出演したオムニバス映画です。グレン・クローズ(「危険な情事」)、ホリー・ハンター(「ピアノ・レッスン」)、キャメロン・ディアス(「ナイト&デイ」)ら、ロスに住む5人の女性の人生の転機を描いた佳品でした。認知症の母親の介護・不倫のあげく妊娠した女性・思春期の息子に悩むシングルマザー・死にゆく恋人を見守るレズビアンの占い師・目のみえない妹との関係を通して愛を模索する女性刑事らが、きめ細やかに描かれていました▼「パッセンジャーズ」のネタバレにならないヒントとしてはこれ「シックス・センス」です。もうこれ以上はだめ。

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