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シネマ365日

2012年4月24日

アンノウン (2011年 サスペンス映画)

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監督 ジャウム・コレット・セラ
出演 リーアム・ニースン/ジャニュア・リー・ジョーンズ/ダイアン・クルーガー

アンノウンとはだれ?

 マーティン・ハリス博士(リーアム・ニースン)は植物学者。ベルリンであるバイオテクノロジー学会に出席するため妻リズ(ジャニュア・リー・ジョーンズ)とホテルに着いた。アタッシュケースを空港に忘れたことに気づき、タクシーで空港にもどる途中事故にあい、4日間意識不明だった。ホテルに帰ると妻は自分を知らないといい、別人のマーティン・ハリス博士がいた▼事故か何かで記憶を失った主人公が、記憶を取り戻すプロセスをふみながら事件を解明していくのはよくある筋だ。「アンノウン」でもマーティンは錯乱状態から自分を取り戻し、自分を身元不明人(アンノウン)にしなければならない理由をつきとめていく。東ドイツの元秘密諜報員にブルーノ・ガンツ。ヒトラーを演じたドイツ人俳優ですが、この程度じゃちょっと気の毒ね▼途中からリーアム・ニースンは「これが植物学者か」と思うアクションをみせてくれるのだけど、もっとすごいのはタクシーの女性運転手ジーナ役のダイアン・クレーガー。殺し屋と秘密組織のボスにボコボコに殴られているハリス博士を助けるシーンをみてください。殴りあいなんか男のやること、そんなまだるっこいことだれがするかアホらしい、とばかり車ごとガンガンぶつけて男二人をペチャンコにし、それでも足りずビルの高層からタイヤで突き落としちゃうのだ。まあ思い切りのいいアクションなこと。リーアム・ニースンは肝心なとき助けてもらうばっかりなのよ。マゾか▼バイオテクノロジー学会には謎がある。出席するVIPはどこか砂漠の金持ちの国の王子である。砂漠でも取れるバイオ技術で国民が助かるから植物学会を支援する大スポンサーでもあるが、政敵もいる。わかった。暗殺集団が仕組んだのは王子暗殺なのだ、というところまでは普通にすすむ。それにしても、ハリス博士のにせものがいきなり出現し、妻が執拗に夫を知らんぷりするのはなんのためだ。ハリス博士抹殺はなにが目的か▼大筋がみえたあとドドドッとアクションで片をつけるかと思いきや「おお」やられっぱなしだったハリス博士の正体という逆転があった。回想シーンがちょっとしつこいけど、映画に満足したって気になります。スパイ映画ってなんぞいうとやれ衛星だ、核戦争だ、CIAだとおおげさなのだけど、植物学のバイオの学会なんて、こじんまり、白々しくなくてよかったですよ。

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