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シネマ365日

2012年4月29日

ビー・クール (2005年 クライム・コメディ映画)

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監督 ゲイリー・グレイ
出演 ジョン・トラボルタ/ユマ・サーマン/ハーベイ・カイテル/ザ・ロック

コミカルで「クール」 

 「続編なんか作りたくなかった」と主人公チリ(ジョン・トラボルタ)がいうのは、もちろん「ビー・クール」が「ゲット・ショーティ」の続編だから。映画プロデューサーとして大成功したチリは業界に嫌気がさし、元の取り立て稼業に戻ろうとしている。そこへ古い友人トミーがきて売り出したい歌手リンダがいるともちかける▼リンダは音楽業界の悪徳エージェントの社長ニック(ハーベイ・カイテル)との契約が残っていた。それを解除しようとするがニックは金ヅルを手放さない。チリはトミーの妻イーディ(ユマ・サーマン)と組んでリンダのデビューに八方手を尽くす。ニックのアホな手下とその用心棒、ロシアマフィアの殺し屋、借金の取り立てに来る同業のプロデューサーら、コワもての集団に取り巻かれるが、再びチリのサクセス・ストーリーは練りあげられる。キメ台詞「おれをみろ」も健在だ▼「ビー・クール」、ヒットしなくてDVDだけ発売されたらしいのだけど、よかったと思うな。ハーベイ・カイテルはぐっと渋く、かつ軽妙に、スティーブン・タイラーは本人役で出演。それとこの人。ザ・ロックには笑ってしまった。片方の眉をあげるのが得意の俳優志願の用心棒をやるのだけど、ゲイだといわれたら烈火のごとく怒る。なにしろ「ロックさまの妙技を味わえ」で一世風靡したマッチョマンです。「ハムナプトラ2 黄金のピラミッド」「スコーピオン・キング」では主役を演じたのだ。場面を締める力ありますよ▼しかしなんといってもトラだろう。この映画ではとにかくゆっくり動く。トラも年だからなあ。ユマ・サーマンとのダンスではもう「フィーバー」の面影はないしダイアナ妃と踊った晴れ姿も今は昔か、と思っていた。ところが「ビー・クール」の5年後の「パリから愛をこめて」ではぶっとぶアクションをみせる。やっぱりただの役者じゃないよね▼シーンの転換はテキパキ。仕掛けも逆転もコミカルに決まっている。リンダの才能に全員なんの疑問もないのがちょっと不思議だとケチをつけるのは、コメディ映画としてはやめとこう。チリがリンダとあうロスのナイトクラブ「ヴァイパールーム」は、ジョニー・デップが経営するナイトクラブだ。「ビー・クール」の台詞も劇中なんどかでてくる。冷静に、というより「カッコよく」とかいう意味のほうがいいかもしれない。

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