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2012年4月11日

里山を復活させ、東大阪に恵みと憩いを  ―かぐやの里(2)―

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東大阪市上石切町
かぐやの里

ほとんど手作業で、山も畑も再生・保全

 一方、棚田だったところは平成20年に約350坪を開墾、農作物と果樹を植えた。21年度には新たに約400坪を再生させている。「以前は里山から(近くを通る)道さえ見えなかったのですが、今はきれいに見渡せます」。
 元水田だったため、水は豊富。崩れた水路を復活させ湧水の処理を行うため、会所の役を担う人工池を作り、憩いの場としての景観づくりにも役立てた。「切った木や竹を再利用し、休憩できる小屋も出来ました」。
 これらの作業をたった4年で、しかも作業のほとんどを手作業でやり遂げた。チェーンソーなどは使ったが、大型の重機は使っていない。「川の斜面に生えた太い木を切るなど、今思えば危険な作業もありました。でも、今まで参加者に大きなけがもなく、本当に感謝です」。

 里山の再生・保全は、景観や森林の再生だけではなく、恵みという形でも現れる。畑などから収穫される野菜や果物、切った木を榾木にしたシイタケ栽培なども行っている。当然、新鮮で味も良い。安い値段で販売し、活動資金にもなっている。
 「今後の活動計画は、山の半分に紅葉樹を植え、残り半分は竹を残して整備をしながら筍を採れるようにしようと考えています。そういったアイディアが次々浮かんでくるんですよ。いわば、里山をコーディネートしている感じですね」。


 作業している広さも内容も、すでにボランティアの域を超えている。それでも「何かに突き動かされちゃうんですよね」と笑うふたり。きっと山の神様に愛されているのだろう。これからもっと美しい里山が完成し、東大阪市民全体の宝になる。


(了)




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