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2012年4月29日

人形劇や音楽で東日本大震災の被災者に笑顔と元気を

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兵庫県西宮市
糸あやつり人形劇団みのむし 体操教室みんなげんきジム 有志の皆さん

関西の市民グループが東北3県で2度目の公演 復興進まぬ現状も痛感

 東日本大震災の発生から1年が経過した3月13日~20日、被災者を励まし、ともに楽しい時間を過ごそうと、体操教室や糸あやつり人形劇団の主宰者らが東北3県を訪れました。現地では歌や音楽・人形劇などで笑顔の輪を広げる一方、震災や原発事故の深い傷跡が今なお深く残る現状に、一行は息の長い支援の必要性を改めて実感したといいます。



 宮城・岩手・福島各県を訪れたのは、元大阪キリスト教短大付属幼稚園元園長の加藤鉄三郎さん、「糸あやつり人形劇団みのむし」(京都府京都市)代表の飯室康一夫妻、体操教室「みんなげんきジム」(兵庫県西宮市)を運営する米田和正さんたち。飯室さんと米田さんは、昨年7月に続く2度目の公演でした。

 5カ所の保育所を訪れた一行は、子どもたちや高齢者と交流を深める一方、手付かずのままの更地や瓦礫の山に復興の目途すら立たない現状を目の当たりにしました。特に福島県南相馬市のかしま保育園は、原発事故以来、放射線のため園児が園庭で遊ぶことができない状況が一年以上も続いています。「未だ(原発事故の)終わりも見えず、始まりも見えない」。園長のつぶやきに、加藤さんはかける言葉もなかったと声を落とします。


 「人形劇に歓声を上げる子どもたちの姿は元気いっぱいだった」。そう話すのは、飯室さん。しかし、「子どもたちは子どもたちなりに周囲に心配をかけまいと気丈に振る舞っているところもある」とその心情を推し量り、「これからは一人ひとりの心の奥、心の深いところをケアし、見守り続けていくことが大切」と話します。

 「被災地での出会いを大切に、これからも息の長い支援活動を続けていきたい」と語る米田さんは、飯室さんたちとともにこの夏も被災地を訪れる予定です。被災地での支援公演を通じて米田さんは、「子どもたちが元気に楽しく遊べる社会や世界をつくることが大人の役割」と決意を新たにしています。

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