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アニマルハート

2012年4月30日

馬と自然で癒す―ホース・フレンズ事務局 枚方セラピー牧場(2)―

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大阪府枚方市新町
枚方セラピー牧場

牧場にある農園。「プログラムによっては、育てた野菜をお持ち帰りいただくこともあるんですよ」。有機肥料となる馬のボロ(糞)を活用しており、自然の循環も感じることができる

コミュニケーション力も向上する

枚方セラピー牧場にいる5頭の馬はセラピー馬として育成されており、人の指示に従順。素人でも牽くことができる。「馬を牽くなど、馬と関わることで自信がつきます。また、馬を飼うには餌の時間を規則正しくし、適度な運動も必要です。馬と接することで人間の生活リズムも整います」。また、馬や牧場スタッフ、同じ境遇の人たちなどと接することで心の安らぎを得ると同時にコミュニケーション能力も向上する。仲間もできる。農園での作業も、体を動かし、自然と接することになる。人間も生き物である以上、自然と接することが大切だ。

「最近、年齢をある程度重ねてから不登校や引きこもりに陥るケースが多くなっています。それは幼少期に親子関係がちゃんと作られていなからなんですね」。そこで枚方セラピー牧場では親子による馬との触れ合いプログラムの実施も考えている。

参加者のひとりは、以前から乗馬クラブで馬と接していたが「ここは私の癒しの場ですね♪」と、楽しそうに馬と接していた。「一般の方で、座って牧場全体を見渡していたんです。そしたら(柵越しに)馬が近寄って行って、ずーっと見つめてたんです。それだけで、その方は『癒されました』って仰ってました。馬も、何かを感じるんですね」(小倉さん)

枚方セラピー牧場では、こうしたセラピーだけではなく、一般の方にも馬と接し、自然に触れてもらおうと、300円で乗馬などを体験できる時間も設けている。「今は生きにくい世の中ですから、誰でが(引きこもりなどに)なっておかしくない時代です。そのような社会で母性や豊かな感情を持つ女性は、愛情を受け入れたり、つながったり、その地域社会の中でコミュニケーションをつなぐ要(かなめ)となります。逆に包み込みすぎた時は、愛情を外に出す訓練をしないと、(愛情が)生まれにくくなります。感情を外に出して、受け止めてくれる場所が必要なんですね。(同牧場を)自分が辛いときに自分の心を守る、自分を引き上げる場所にしてもらえればと思っています」。

街なかにある自然と接し、心の安らぎを、人としての感情を、忘れかけていた自分を、感じてみてはいかがだろうか。

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