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2012年5月4日

赤ちゃんに絵本の楽しさを  ―大阪狭山市・ブックスタート事業―

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大阪狭山市今熊
大阪狭山市立図書館

親子の絆作り、親子と地域・行政の連携にも

 すべての子供に絵本の楽しさを届けようと、1992年にイギリスで始まった「ブックスタート」。日本では2000年頃から研究が開始され、現在では取り入れる自治体も増えてきた。国内では比較的早い段階で導入した大阪狭山市の市立図書館司書・柴田育子さんによると「絵本の楽しさを知らずに就学する子供がいる現状を改善しようと、健診時に絵本をプレゼントする活動がイギリスでスタートし、大阪狭山市でも2002年から始めました」。

 市立保健センターで行われる4カ月健診時に乳児と保護者へ絵本の読み聞かせを行い、絵本のプレゼントをしている。「『まだ早いのでは?』と思われる親御さんもいらっしゃいますが、赤ちゃんの目の前で読み聞かせを行うと、じーっと見ていたり、興味津々です。なかには笑う子もいるんですよ」。とくに、読み聞かせを1対1で行うようにしたところ、その傾向は顕著だ。「(自分の子どもが)絵本を見て喜んでいる姿を見て、感動するお母さんもいらっしゃいます」。また、プレゼントされた絵本で、その日から自宅でも楽しめる。「2年に1度、お渡しする絵本は変えています。今年度は『くだもの』という絵本です」。絵本を購入する際に参考になるブックリストなども、絵本とともに渡される。

 また、同市では「ブックスタート・フォローアップ事業」も2007年から実施。満10カ月の乳児と保護者を対象に図書館で読み聞かせと絵本のプレゼントを行っており、継続的に絵本を楽しむ環境づくりをバックアップしている。「事前に申し込んで頂いていますが、4カ月健診時に予約を頂ければ(10カ月になった時に)こちらからご連絡しています」。
 読み聞かせの市民ボランティアとも連携、主目的である読み聞かせはもちろん、子育ての先輩であるボランティアたちとの交流が、若い母親にとって心の支えになることも。「2010年度から(同市の)『子育て支援センター』と連携し、2カ月に1度、読み聞かせと手遊びを10組くらいの親子で楽しんで頂いて、絵本をお渡しするようにしています。図書館か支援センターか、お母さんの都合に合わせて選んで頂けます」。地域のママさん仲間との交流も生まれそうだ。

 「『子どもとの接し方がよくわからない』というお母さんもいらっしゃいますが、絵本をきっかけにして頂ければと思います。お母さんに抱っこされて温もりを感じながら、絵本を楽しむ。子どもにとっても、お母さんにとっても幸せなひとときです。知育というよりも、まずは親子で絵本を楽しんで頂きたいですね」。

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