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トピックス

2012年5月12日

ウーマンライフ 2012母の日エッセイコンテスト 入賞作品発表!全応募作品を公開!

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2012年5月13日 母の日
ウーマンライフ 母の日エッセイコンテスト

11歳から80代までの応募作品のなかから、各賞が決定しました

 ウーマンライフ母の日エッセイコンテストに多数のご応募をいただき、誠にありがとうございました。
 11歳から80代までの読者の皆様から作品が寄せられ審査の結果、各賞が決定しました。全作品を公開致します。
(受賞作品以外は順不同・敬称略)

ウーマンライフ賞
休暇村 近江八幡 ペア宿泊券(二万八千円相当)


恒川 淳子さん

奈良市尼ヶ辻南町

「心に甦る足音」


 人間には誰でも ふとしたきっかけで過去の鮮烈な想いが甦ってくるという経験があるだろう。
 膝の調子の良くない私が 二階への階段を上がるとき「トント トント」という音になる。ある日この音に何か懐かしい 聞き覚えがあるのと同時に 気持ちよく 清々しい感覚が体中に湧き上がった。
 それは50年ほど前の夏の夜明け少し脚の悪かった母が娘がよく眠れるように窓を開けるために 階段を上がる母の足音だったことに気がついた。この音と共にすーと涼しい風が通り抜けた感覚が甦り 70歳を超える年齢になって初めて母のやっていてくれた事に気がついた。娘がよく眠れるように痛む脚をかばいながら 階段を上がり 窓を開けてくれたのだと思うと 胸がいっぱいになった。
 庭で育てた花をもって「お母ちゃん ありがとう。やっとわかったわ。」と心から話しかけてみようと思った。





奈良ロイヤルホテル賞

日本料理・竹の家 料理長特別会席ペアご招待券(一万円相当)


福井 典子さん

天理市柳本町

「亡き母へ」


 幼い頃から、戦争中にもかかわらず、何不自由なく成長出来たこと、いつも感謝しております。十才で終戦。とても大変な時代でしたね。昔の冬はとても寒くて(現在は地球温暖化)お母ちゃんの手の指先は、膏薬が必需品であったように思う。今では医療も進んでとても良い薬があるんですョ。食事も「何んでも食べる子、丈夫な子」と、食事時には呪文のように聞かされていたお陰で、丈夫に成長いたしました。好き嫌いはありません。ありがとうございました。現在は息子達二人も独立して世帯を持ち、中堅でがんばっています。孫達もすくすくと明るく成長して、私達夫婦によろこびを運んでくれています。
「子を持って知る親のありがたさ」を此の頃しみじみと思っています。背筋は伸びてるけど、すっかり私も77才になり白髪となりました。家族皆んな幸せにと「守護神」となり、お守り下さいネ。「生んでもらってありがとう」






奈良ロイヤルホテル賞

中国料理・沙山華月替わりコースペアご招待券(一万円相当)


森 昌子さん

枚方市渚西

「母への想い」


 与勇輝創作人形展を観に行った。百体近い人形がある中で一番印象深かったのは母親に寄り添った幼子の作品。幼い頃の私と母への思いを重ねて連想し、その場を暫く離れることが出来なかった。
 私が七歳の時、母は三十七歳の若さで十二歳を頭に四人の子供を残して帰らぬ人となった。九月十日残暑厳しく蝉時雨の激しい時期だった。母は物静かな人であったが愛情いっぱいに育ててくれた。
 幼稚園の入園式に、蚊の鳴くような声でしか返事出来なかった私の手を取り「ぎゅっ」と握ってくれた。
 優しさと温かかった感触が今でも鮮明に残っている。あれから六十年、五十回忌法要の席で父から、母は本当にいい人だったと聞きとても嬉しかった。父は百二歳になり、姉妹四人皆元気ですよ。お母さん有難う、と心の中でつぶやいた。
 私の脳裏には、若いままの母がいつもほほ笑んでいる。





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ウーマンライフ 母の日エッセイコンテスト2012 全応募作品を公開!