女を楽しくするニュースサイト「ウーマンライフ WEB 版」

  • facebook
  • twitter
  • line
  • rss

トピックス

2012年5月10日

ウーマンライフ 2012母の日エッセイコンテスト 全応募作品を公開!(3)

Pocket
LINEで送る

2012年5月13日 母の日
ウーマンライフ 母の日エッセイコンテスト

 ウーマンライフ母の日エッセイコンテストに多数のご応募をいただき、誠にありがとうございました。
 11歳から80代までの読者の皆様から寄せられた、全作品を公開致します。
(受賞作品以外は順不同・敬称略)

櫻井 道子
奈良県奈良市平松

母との思い出
 お母さんあなたが私と妹を残してあの世に旅立って、もう六十三年も経ったのですね。私が十三才妹が八才の寒い寒い冬の日、おばあさんに「子供達のこと頼みます」と言い残して亡くなりました。胸を病んで入退院のくり返しで、あなたと暮らした日日の記憶が、あまりありません。でも幼稚園の学芸会で一寸法師を踊った時、柱の陰からそっと見守って涙ぐんでいたと後から聞きました。又たった一つの思い出は夏休みに、あなたと私と妹と三人でおばあさんの家へ遊びに行ったことです。バス停から田んぼの中の細い道を、白いパラソルをさして妹の手を引いて暑い陽ざしの中、夾竹桃の咲く家を目ざしてゆっくり歩いていましたね。そんな時が私にとって一番たのしいひとときでした。今、私も妹も、あなたの分まで幸せに暮らしています。親はなくとも子は育つ。よく言ったものです。どうぞご安心を!!




藤本 尚子
奈良県奈良市古市町

お母さんへ。
旦那がいなくなった時の事を覚えていますか?
私は…容赦のない現実を目の当たりにして、生きていく事や一人で子どもを育てる事
に自信がなくなって本当は死にたいと思ってた。生きるという事は、こんなにも突然
に悲劇がやってくるという事。それなら、娘には、こんな悲しみや辛さを味わせたく
ない。だから一緒に生きる事をやめたい。そんな風に考えていたよ。
でもね。あれから丸10年経った今ならわかるよ。あの経験があったから私はたくさん
の人に支えられて生きている事を知った。生きていく意味も知った。当たり前の事が
とても幸せな事だと感じる事が出来た。それは、全部お母さんのおかげだよ。あの
時、悲しみに暮れる私を見守るしかなかったお母さんの方が本当は私より辛かったん
じゃないかな。お母さんの大きな愛に包まれて私は笑顔を取り戻す事が出来たよ。こ
れからも娘と一緒に真っ直ぐ生きていきます。本当にありがとう。




森下 節子
奈良県天理市二階堂上ノ庄町

 私の母は今86才他県で一人暮しをしています。母が31才の時突然の夫(父)の急死。それから母子家庭として育ちました。今では珍しくはないのですが、当時は学級に一人、二人しかおらず好奇心の目で見られました。非行にも走らず愛情いっぱい不自由なしに弟と私は大きく育ちました。今日中電話をかけても家におらず、踊り、趣味の会に出掛け『こんな幸せ誰かに分けてあげたい』と言っています。時には新聞の投書欄に掲載されたと一喜一憂しています。出掛ける際には乗物を使わずとにかく良く歩きます。足首が腫れていると言うのですが、私は毎回「それは生まれた時から腫れているのじゃないの?」と苦笑しています。何でも前向きで後ろを振り返る余裕すらなかった時代でも明るく、興味を持ち挑戦する姿勢は私のDNAには受け継がれていない事は残念に思います。ただ元気に毎日が楽しく一日が過ぎれば良しとしています。
今日も5月の踊りの発表会の為練習に勤しんでいる事でしょう。
父の分まで長生きをして下さいね。
 がんばれ 母さん!! 見に行くからね。



ウーマンライフ 母の日エッセイコンテスト2012
全応募作品を公開!
前へ  次へ

 



ウーマンライフ 母の日エッセイコンテスト2012
全応募作品を公開!
前へ  次へ

Pocket
LINEで送る