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2012年5月11日

責任のとれる大人に。心とパワーでがんばる! ―龍谷大学端艇部―

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滋賀県大津市瀬田大江町
龍谷大学端艇部

練習の様子。部員には「正直、練習は全部しんどいですけど、乗艇(じょうてい)が一番キツイ」という学生も。「でも、あの進む感じが大好き!」と女子部員。合宿中は朝4時30分から7時まで練習だ

男女ともインカレ入賞の実力! 琵琶湖・瀬田川周辺の地域活動も

龍谷大学は多くのスポーツで名を馳せているが、そのひとつにボート競技を行っている「端艇部(たんていぶ)」がある。監督の今村洋亮さんによると「大正12年創部となっていますが、龍谷大学の前身である仏教大学時代から『端艇課』があり、かなり古くから活動していたようです」。
歴史だけではなく、実績も抱負。「以前は女子が強いと言われ、一昨年のインカレでも3位入賞を果たしています。また、最近は男子も力をつけ、昨年のインカレでは個人やペアなどで2位や3位に入った選手もいます」。

放課後は瀬田・深草両キャンパスに分かれて筋トレ。重さももちろんだが、必要な筋肉を鍛えるため複数の持ち上げ方でバーベルを上げる(上)。また、ボートに必要な「引く」筋力も(下)

まさに古豪と言える同部だが、今までは男子ボート競技の花形「エイト」(8人がボートに乗り、早さを競う)には出場していなかった。他の強豪校、特に関東の名門には人数的にも技量的にも太刀打ちするのが難しかった。
「しかし、2010年度からエイトに挑戦し始め、昨年、全日本新人戦で5位入賞を果たしました」。困難なことだからこそ挑戦する。そういった姿勢を、ボート競技で培って欲しいと今村監督は考える。
「ボートの練習は辛く、時として理不尽ですらあります。それらを乗り越え、社会に出ても困難に打ち勝ち、責任をとれる人になって欲しいと考えています。大学4年間は社会人としての準備期間ですから」。
また、競技だけではなく、地域貢献も欠かさない。「私たちが練習場にしているは瀬田川は琵琶湖から流れています。琵琶湖から恩恵を受け、また琵琶湖を清掃している方々など、地域の皆さんのおかげでスポーツができます。自分たちにできること、スポーツを通じてできることで地域と連携していければと考えています」。毎年5月、地元小学生にボートを教え、ボート競技の楽しさを伝えている他、琵琶湖や瀬田川の清掃活動に参加。「地域の方々とコミュニケーションをとることで(人間的な)成長もしているようです」。

地域との連携も忘れない。今年度から部を引っ張る3回生は「(清掃活動など)琵琶湖周辺の方々に支えられて(瀬田川で)活動できています。きれいな環境で練習するためにも、清掃は不可欠ですし、様々な活動を通じて地域貢献もできればと思っています」。写真は地元小学生にボートを教えている様子

学生にも話を聞いた。「試合で勝ったときが一番うれしいですが、記録が伸び、自分の成長を感じられたときが自信になります」。4月から11月までは合宿期間。週に5日、早朝4時30分からオールを漕ぎ、放課後は筋トレに励んでいる。しんどくない筈はないが、インタビュー中も記者を見る目は真っ直ぐ。ときに笑いが起こる。真面目な中にも笑顔がある。体も心もタフだと感じられた。
「自分は、自衛官になりたいと考えています」「私は警察官です」。選手の一部からあがった声。きっと、パワーと心で私たちを、日本を守ってくれる。

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